5月8日から5月16日にかけて行われたコパ・リベルタドーレスの決勝トーナメント１回戦2nd.Leg。ブラジルのベロ・オリゾンチで行われた同胞対決「アトレチコ・ミネイロ×サンパウロ」は、アトレチコ・ミネイロが圧勝。2試合合計 6-2 でアトレチコ・ミネイロがベスト８に進出した。

試合は序盤からアトレチコ・ミネイロがボールを支配。開始2分にホナウジーニョ・ガウーショがクロスバーを直撃するフリーキックでゴールを予感させると、17分に先制点を奪った。右サイドに開いたジエゴ・タルデッリのパスをペナルティエリアでベルナールがトラップしたボールは相手にカットされたが、こぼれ玉をジョが左足でゴールネットに突き刺した。

アトレチコ・ミネイロによるゴールショーは後半に集約された。まずは62分、右サイドからマルコス・ホッシャが中央に上げたボールをベルナールが頭でペナルティエリアへ送ると、ジョが左足でシュート。ボールはGKホジェーリオ・セニの股間を抜いてゴールに吸い込まれた。

64分のゴールは相手の連携ミスに付け込んだもの。アトレチコ・ミネイロの最終ラインから蹴られたロングボールを、自陣の最終ラインでGKホジェーリオ・セニにバックパスをしたハファエウ・トロイのパスを、ジエゴ・タルデッリがインターセプト。GKホジェーリオ・セニがキャッチする寸前に右足でボールを蹴り上げ、ループシュートをゴールに沈めた。

アトレチコ・ミネイロによるダメ押しのゴールは69分。相手とのチャージに競り勝ち左サイドからペナルティエリアへ侵入したホナウジーニョ・ガウーショが中央へノールックパスを送ると、ジョが三度左足でゴールネットを揺らしてハットトリックを達成。ジョの活躍でスタンドを沸かせたアトレチコ・ミネイロがベスト８への切符を手にした。

アトレチコ・ミネイロが快勝したが、試合終了直後に後味の悪い出来事が発生。ホイッスルが鳴った直後にカルレートの左腕が当たったことに激怒したホジネイが右手でカルレートの左側頭部を殴打。この一連の出来事に対して、主審は両者にレッドカードを提示した。敗退が決まったサンパウロに支障はないが、勝ち進むアトレチコ・ミネイロは次の試合でホジネイを欠くことになる。

コパ・リベルタドーレス　決勝トーナメント１回戦 2nd.Leg　（2013/05/08）
アトレチコ・ミネイロ （ブラジル）	4-1	サンパウロ （ブラジル）
ビクトル	GK	ホジェーリオ・セニ
マルコス・ホッシャ ジウベルト・シウバ ヘーベル ヒシャリソン	DF	パウロ・ミランダ （シウビーニョ） ハファエウ・トロイ エジソン・シウバ カルレート
ピエーヒ レアンドロ・ドニゼッチ （ジョズエ） ベルナール （ルアン） ホナウジーニョ・ガウーショ	MF	ウェウリントン デニウソン （アデミウソン） ジャジソン （マイコン） ガンソ ドウグラス
ジエゴ・タルデッリ （ホジネイ） ジョ	FW	ルイス・ファビアーノ
ジョ　17 ジョ　62 ジエゴ・タルデッリ　64 ジョ　69	ゴール	75　ルイス・ファビアーノ
ホナウジーニョ・ガウーショ レアンドロ・ドニゼッチ ジエゴ・タルデッリ	イエロー カード	マイコン デニウソン ジャジソン
ホジネイ	レッド カード	カルレート
クッカ	監督	ネイ・フランコ
主審：　ロベルト・カルロス・シルベーラ　（ウルグアイ） 会場：　エスタジオ・インデペンデンシア　（ベロ・オリゾンチ）