
- Campeonato Brasileiro Serie Aブラジル全国選手権 1部

単独2位のグレミオ 首位クルゼイロより先につまづいて惜敗
ブラジル全国選手権 第27節 グレミオ 1-2 クリシウーマ

▲ 35分にヘディングでチームに先制点をもたらしたウェウリントン・パウリスタは、両手を天にかざして神に感謝
グレミオは4分にゼ・ホベルトのループシュートでチャンスメイクすると、10分にはエラーノのフリーキックをバルコスが頭で合わせたが、GKガラットが左手一本でゴールを守った。決定機をものにできないグレミオに対し、クリシウーマは最初のチャンスをものにする。35分、ヒカルジーニョのフリーキックをウェウリントン・パウリスタがヘディングでゴールネットに突き刺して、先制した。

▲ 56分に個人技で同点のゴールを決めたマキシ・ロドリゲス(左)。ニューウェルスに所属するアルゼンチン代表のマキシ・ロドリゲスではなく、こちらはウルグアイ人の同名選手である
後半はグレミオが盛り返す。早い時間帯から決定機を作ると56分、右サイドに開いたマキシ・ロドリゲスがドリブルで前進。フェイントを交えて2人をかわしてペナルティエリアに入ると、左足のインサイドでファーサイドのゴールネットを揺らした。ウルグアイ人の個人技によって、グレミオが試合をふりだしに戻すことに成功した。
グレミオはその後も相手ゴールに迫ったが、決定力を欠いて逆転のゴールを奪えない。すると 1-1 で迎えた88分、コーナーキックに頭で合わせたセルジーニョのヘディングシュートがゴールネットを揺らしてクリシウーマが勝ち越しに成功。そしてこれが決勝点となり、クリシウーマが残留に望みをつなぐ勝ち点3を獲得した。
首位クルゼイロを追いかける2位グレミオは前節まで3連勝と好調で、今年のリベルタドーレスでしばしば見られた中盤の4人(ソウザ、アドリアーノ、エラーノ、ゼ・ホベルト)がこの試合で復活。下位に沈むクリシウーマが相手だけに必勝が至上命題であり、前節の試合後にウェルレイが発言したように「首位クルゼイロがつまづいてくれるのを待つだけ」だったはずが、あろうことか首位クルゼイロよりも先に自らがつまづいてしまった。
ブラジル全国選手権 2013 第27節 (2013/10/09) | ||
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グレミオ | 1-2 | クリシウーマ |
ジーダ | GK | ガラット |
パラ ウェルレイ ホドウフォ ウェンデウ |
DF |
スエリトン (エゼキエウ) マテウス・フェーハス ファービオ・フェヘイラ マルロン |
ソウザ アドリアーノ エラーノ (ルーカス・コエーリョ) ゼ・ホベルト (パウリーニョ) |
MF |
セルジーニョ ジョアン・ビットル ヒカルジーニョ ダニエウ・カルバーリョ (モライス) |
マキシ・ロドリゲス (ジェアン・デレッチ) エルナン・バルコス |
FW |
リンス ウェウリントン・パウリスタ (マルセウ) |
マキシ・ロドリゲス 56 | ゴール |
35 ウェウリントン・パウリスタ 88 セルジーニョ |
ウェルレイ | イエロー カード |
スエリトン ジョアン・ビットル |
ヘナット・ガウーショ | 監督 | アルジェウ・フックス |
主審: エウモ・アウベス・ヘゼンジ・クーニャ 会場: アレーナ・ド・グレミオ (ポルト・アレグレ) |
2013.10.09
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