- Copa Libertadores 2014コパ・リベルタドーレス 2014
昨年のブラジレイロン王者を黙らせたのは20歳のブラジル人
コパ・リベルタドーレス 2014 グループリーグ第3節 デフェンソール・スポルティン 2-0 クルゼイロ
▲ 63分にフリーキックを決めてチームに先制点をもたらしたフェリッピ・ジェドス(中央)
前半はクルゼイロが優勢にあったが、度重なる決定機をゴールに結びつけず。30分にはダゴベルトがフリーキックを蹴ったがボールは枠を捉えられず、11本のシュートがゴールネットを揺らすことはなかった。デフェンソールは前半アディショナルタイムにチャンスメイクしたが、波状攻撃もゴールを奪えず無得点でハーフタイムを迎えた。
▲ 69分にPKを失敗し、ユニフォームで顔の汗をぬぐうダゴベルト
クルゼイロは69分にPKを得たが、ダゴベルトのシュートはポストの左に逸れてしまう。蹴るタイミングをずらしてGKカンパーニャの逆をついていたが、ゴール左隅を狙いすましたのか同点の絶好機を逸した形となった。
すると試合の流れは、先ほどのPK献上で退場者を出したデフェンソールのほうに傾いた。
77分、味方のクリアボールを拾ったアラスカエータがカウンターを開始。ボールを浮かせてエベルトン・ヒベイロを抜き去ると、再びボールを浮かせてカバーに入ったニウトンをも抜いて相手陣内に侵入した。次の瞬間、最終ラインの裏にできたスペースに浮き球のパスを供給すると、右側のスペースを駆け上がってきたフェリッピ・ジェドスがボールをトラップして前進。後ろから追いかけてきた選手を振り切ってペナルティエリアに入ると、右足のアウトサイドキックでゴールに流し込んだ。シュートの直後にはジャンプして、飛び出してきたGKファービオとの衝突を回避する軽やかな動きも披露した。
▲ この試合の全得点を叩き出したフェリッピ・ジェドスは、20歳のブラジル人だが母国でのキャリアはなく隣国ウルグアイでプレイしている。
フェリッピ・ジェドスことフェリッピ・ジェドス・ダ・コンセイソンは、1993年7月生まれの20歳。ウルグアイと国境を面するブラジル南部のリオ・グランジ・ド・スウ州出身だが、母国でのキャリアはなく18歳だった2012年からウルグアイのデフェンソールでプレイしている。
コパ・リベルタドーレス 2014 グループリーグ第3節 (2014/03/11) | ||
---|---|---|
デフェンソール・スポルティン (ウルグアイ) |
2-0 | クルゼイロ (ブラジル) |
マルティン・カンパーニャ | GK | ファービオ |
エミーリオ・セバージョス ラモン・アリアス マティアス・マルビーノ ロベール・エレーラ |
DF |
セアラー デデ ブルーノ・ホドリーゴ エジージオ |
ジョルジアン・デ・アラスカエータ マティアス・カルダッチョ アンドレス・フレウルキン フェリッピ・ジェドス (レオナルド・パイス) |
MF |
ニウトン ホドリーゴ・ソウザ (マルローニ) エベルトン・ヒベイロ (チンガ) ヒカルド・ゴラール |
ニコラス・オリベイラ (ニコラス・コレーア) イグナシオ・リッソ (マティアス・アロンソ) |
FW |
ダゴベルト マルセーロ・モレーノ (ウィリアン) |
フェリッピ・ジェドス 63 フェリッピ・ジェドス 77 |
ゴール | |
ラモン・アリアス エミーリオ・セバージョス |
イエロー カード |
セアラー ホドリーゴ・ソウザ エベルトン・ヒベイロ チンガ |
ラモン・アリアス | レッド カード |
|
フェルナンド・クルーチェ | 監督 | マルセーロ・オリベイラ |
主審: ディエゴ・アバル (アルゼンチン) 会場: エスタディオ・センテナーリオ (モンテビデオ) |
2014.03.11
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