Primera División de Argentinaアルゼンチン１部リーグ

元アルゼンチン代表MFファン・ロマン・リケルメの去就が注目される中、ボカのダニエル・アンジェリッシ会長がクラブ史上最高額の契約内容をリケルメに提示したことを明かした。

ボカがリケルメにいくら提示したかは記載されていないが、記事によれば同会長は地元ラジオ局のインタビューに対して次のように語ったという。

「ワールドカップが行われている間も、我々はリケルメに残ってもらうべく努力を惜しまなかった。具体的な金額は公にしないが、ボカのクラブ史上最高の額を提示して誠意を示した」

リケルメとの契約延長を切望するボカの姿勢が伝わってくる談話で、契約内容を提示されたリケルメは笑顔で感謝の言葉を口にしたそうだが、それでも交渉成立には至っていない。そこには、リケルメがボカとの交渉に対してなかなか首を縦に振らない相応の理由があるという。同会長が言葉を続ける。

「国内の経済情勢が不安定で、アルゼンチン・ペソの価値が上がらないことを気にしているリケルメは、米ドルで受け取ることによって発生する変動金利を欲しがっているようだった。我々との交渉におけるネックはお金で、それ以外の面はクリアできているだけにもどかしい」

ボカの会長は最大限の誠意を示しているが、果たしてリケルメは本当に変動金利目当てに外国へと移籍してしまうのだろうか。現在はブラジルの名門スポルチがリケルメに興味を示していて交渉中と報じられている。