FIFA World Cup 2014FIFAワールドカップ 2014 ブラジル大会

7月13日に行われたFIFAワールドカップの決勝。リオ・デ・ジャネイロ州の州都リオ・デ・ジャネイロで行われた「ドイツ×アルゼンチン」は、ゲッツェのゴールで延長後半に先制したドイツが栄冠を手にした。アルゼンチンはあと一歩のところでタイトルを逃してしまった。

ドイツは前半3分にフリーキック出チャンスメイクすると、アルゼンチンはその1分後にイグアインが角度のないところからシュートを打って攻撃の形を作った。ボールを支配するドイツに対して、アルゼンチンはカウンターから攻撃を展開していった。

アルゼンチンは21分に相手のバックパスを拾ったイグアインがペナルティエリアで右足を振り抜いたが、シュートは枠を捉えられず、アルゼンチンは絶好のチャンスをものにできず。さらに29分にはラベッシのクロスをイグアインが左足でゴールに流し込んだが、イグアインのポジションがオフサイドにあったとしてゴールは無効となった。

ドイツは37分に速攻からシュールレがシュートを打ったが、ロメーロがファインセーブでゴールを守った。43分にはボールを奪っての速攻から最後はフリーのクロースがシュートを打ったが、GKロメーロが正面でボールをキャッチした。前半のアディショナルタイムにはコーナーキックからフンメルスのヘディングシュートが決まったかに思われたが、ボールはゴールポストを直撃して決めきれなかった。前半は 1-0 で終了した。

後半、アルゼンチンは48分に決定機を作ったが、メッシが左足で打ったシュートはわずかに枠を捉えられず。ドイツは59分に右からのクロスをクローゼがヘディングで合わせたが、キーパーにキャッチされた。アルゼンチンは74分にボールを持ったメッシが右サイドから中央に切れ込んでシュートするも、枠を捉えられなかった。ドイツは81分に右サイドから折り返されたボールをクロースがシュートに持ち込んだが、こちらも枠を捉えられなかった。

試合は延長に突入。ドイツは開始早々にシュールレのシュートでビッグチャンスを演出したが、GKロメーロが両手でゴールを死守。対するアルゼンチンは延長前半7分にパラシオがループシュートを打ったが、わずかに枠を捉えられなかった。

1-0 のまま迎えた延長後半、均衡を破ったのはドイツだった。延長後半の8分、左サイドを上がったシュールレのクロスをゴール前でトラップしたゲッツェが、左足でファーサイドのゴールネットを揺らした。

アルゼンチンは前がかりに攻め込んだが、最後までゴールネットを揺らせず試合終了。アルゼンチンはあと一歩のところで優勝に届かず、準優勝で幕を閉じた。今大会のMVP（ゴールデンボール）はメッシに授与されたが、トロフィーを受け取ったメッシに笑顔はなかった。

2014 FIFAワールドカップ　ブラジル大会　決勝　（2014/07/13）
ドイツ	1-0	アルゼンチン
マヌエル・ノイアー	GK	セルヒオ・ロメーロ
ベネディクト・ヘーベデス マッツ・フンメルス ジェローム・ボアテング	DF	パブロ・サバレータ マルティン・デミチェリス エセキエル・ガライ マルコス・ロホ
バスティアン・シュバインシュタイガー クリストフ・クラマー （アンドレ・シュールレ） フィリップ・ラーム メスト・エジル （ペア メルテザッカー） トニ・クロース	MF	ハビエル・マスチェラーノ ルーカス・ビリア エンソ・ペレス （フェルナンド・ガーゴ）
ミロスラフ・クローゼ （マリオ・ゲッツェ） トーマス・ミュラー	FW	リオネル・メッシ ゴンサーロ・イグアイン （ロドリーゴ・パラシオ） エセキエル・ラベッシ （セルヒオ・アグエロ）
マリオ・ゲッツェ　113	ゴール
バスティアン・シュバインシュタイガー ベネディクト・ヘーベデス	イエロー カード	ハビエル・マスチェラーノ セルヒオ・アグエロ
ヨアヒム・レーヴ	監督	アレハンドロ・サベーラ
主審：　ニコラ・リッツォーリ　（イタリア） 会場：　エスタジオ・ド・マラカナン　（リオ・デ・ジャネイロ）