- Campeonato Brasileiro Serie A 2014ブラジル全国選手権 1部 2014
首位クルゼイロの猛攻をしのいだサンパウロが勝ち点差を4に縮める
ブラジル全国選手権 第21節 サンパウロ 2-0 クルゼイロ
▲ 35分に先制のPKを決めたGKホジェーリオ・セニ(左)を抱擁で祝福するアラン・カルデッキ(中央)やアレシャンドレ・パト(右)
試合は、クルゼイロが前半6分にエベルトン・ヒベイロがミドルシュートを打ったが、枠を捉えられず。逆にサンパウロはその1分後にアレシャンドレ・パトのドリブル突破から最後はガンソがシュート。しかしボールはキーパーが正面でキャッチした。
クルゼイロは28分にスルーパスでペナルティエリアに入ったヒカルド・ゴラールが右足を振り抜いたが、枠を捉えていたシュートはGKホジェーリオ・セニが俊敏に反応してゴールを死守した。
均衡が破れたのは35分。アレシャンドレ・パトのパスをペナルティエリアで受けたガンソがファウルを受けて転倒。これで得たPKをGKホジェーリオ・セニが冷静に決めて、サンパウロが先制した。
一進一退の攻防は続き、サンパウロは前半の終了間際に攻め込まれたが無失点で切り抜けてハーフタイムを迎えた。
▲ 70分にゴールを決めて駆け出すアラン・カルデッキ(中央)
次のゴールを奪ったのはサンパウロだった。70分に右からのコーナーキックがゴール前でこぼれると、アラン・カルデッキが左足で蹴り込みゴールネットを揺らした。
この試合、サンパウロの守備は非常に集中しており、首位を走るクルゼイロの強力な攻撃をチーム一丸となって守り抜いた。86分にはアレシャンドレ・パトを下げてサイドバックのミシェウ・バストスを投入したが、サンパウロの選手交代はこの一度だけ。ムリシ・ハマーリョ監督が敷いたイレブンは首位撃破のために全力を尽くした。
試合後、GKホジェーリオ・セニは「ブラジレイロンの優勝争いがより活性化される大きな勝利だ。勝ち点差4は依然としてクルゼイロの有利を証明しているが、今日の我々は相手よりも良いサッカーができていたと思う」とコメント。
一方敗れたクルゼイロのデデは「PKを与えてしまったのは残念だが、ジャッジに不服はない。これ以上勝ち点差を詰め寄られないことが重要」と述べた。エベルトン・ヒベイロは「相手(サンパウロ)の質が際立っていたのだろう。かなり疲れたから、疲労を取り除いて次に備えたい」と述べるに留めた。
ブラジル全国選手権 2014 第21節 (2014/09/14) | ||
---|---|---|
サンパウロ | 2-0 | クルゼイロ |
ホジェーリオ・セニ | GK | ファービオ |
アウロ ハファエウ・トロイ エジソン・シウバ アルバロ・ペレイラ |
DF |
マイキ デデ (マノエウ) レオ セアラー |
デニウソン ソウザ ガンソ カカ |
MF |
ニウトン ルーカス・シウバ (ダゴベルト) アリソン エベルトン・ヒベイロ ヒカルド・ゴラール (ジュリオ・バチスタ) |
アラン・カルデッキ アレシャンドレ・パト (ミシェウ・バストス) |
FW | マルセーロ・モレーノ |
(PK) ホジェーリオ・セニ 35 アラン・カルデッキ 70 |
ゴール | |
カカ アラン・カルデッキ アルバロ・ペレイラ |
イエロー カード |
デデ ヒカルド・ゴラール |
ムリシ・ハマーリョ | 監督 | マルセーロ・オリベイラ |
主審: レアンドロ・ペドロ・ブアーデン 会場: エスタジオ・ド・モルンビー (サンパウロ) |
2014.09.14
当サイトに掲載された文章の著作権は、すべて Goleador に帰属しています。無断での複製・転載・引用など二次利用は固く禁じています。
- チッチ監督を解任したフラメンゴ フィリッピ・ルイス新監督の初陣を白星で飾り準決勝で先勝コパ・ド・ブラジウ 2024
- ブラジル代表DFギリェルミ・アラーナの1ゴール1アシストによりアトレチコ・ミネイロが先勝コパ・ド・ブラジウ 2024
- チェルシー移籍が内定している17歳エステバンが躍動 5ゴール圧勝のパウメイラスは2位に浮上カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- 本田圭佑の古巣ボタフォゴが競り勝って首位を堅守 コリンチャンスは降格圏内に低迷カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- イスキエルドの入院費用を工面したカレーリらサンパウロの選手数人は試合後に弔問でウルグアイへコパ・ド・ブラジウ 2024
- ピッチとスタンドの両方で躍動したピカチュウ 接戦を制したフォルタレーザは首位に浮上カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- ボタフォゴがクラシコを制して首位堅守 フラメンゴはアラスカエータが負傷退場など誤算だらけカンピオナート・ブラジレイロ 2024
- フォルタレーザが怒濤の8連勝 暫定首位に上がりボタフォゴとの首位争いは熾烈にカンピオナート・ブラジレイロ 2024
- コパ・アメリカでも活躍したウルグアイ代表MFアラスカエータのゴールなどでフラメンゴが首位に浮上カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- 元ブラジル代表DFチアゴ・シウバが15年半ぶりに復帰したフルミネンセ 接戦を制して最下位を脱出カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- 40歳でブラジルサッカー界での歩みを進める田島翔の自叙伝が発売 皇帝アドリアーノとのエピソードもブラジル関連情報
- キングカズに憧れてプロになった男が40歳になって叶えた夢 王国ブラジルで新たな一歩を踏み出すカンピオナート・パラナエンセ 2023 3部