怒れるコリンチャーノの暴挙 ホームスタジアムで877席が破壊される
サンパウロ州選手権で敗退した試合においてサポーターによる座席の大量破壊が発覚
▲ コリンチャンスが負けた腹いせか? 900近くの座席が破壊されたアレーナ・コリンチャンスのスタンド
19日にアレーナ・コリンチャンス(エスタジオ・ド・イタケロン)で行われた「コリンチャンス vs パウメイラス」では、PK戦を制したパウメイラスが決勝進出。惜敗したコリンチャンスは準決勝での敗退が決まった試合となった。“事件”はその直後に起こり、コリンチャーノによる腹いせが犯行動機と推測されている。
この事実を受けて、コリンチャンスのパウロ・ノブレ会長は遺憾の意を表明した。
「この事実はコリンチャーノのマナーの悪さを露呈しただけ。非常に残念であり、この事実はFPF(サンパウロ州サッカー連盟)に報告して議論する」
同会長は破壊された座席について“加害者”を調べ上げて弁償させるか否かについては明確に決めていないそうだが、一部の暴徒に対する憤りを鮮明に示した。
この試合でアレーナ・コリンチャンスへの入場を許されたパウメイレンセ(パウメイラスのサポーター)は約2,000人だったため、コリンチャーノが破壊した座席数はそれの40%以上に及ぶ。そして座席以外にも便座やトイレのドア、ガードレール、階段の手すりなどにも器物破損が確認されたとのことで、一部のコリンチャーノが相当暴れていたことが読み取れる。
コリンチャーノについては2013年のリベルタドーレスで打ち上げた花火が相手サポーターを死に至らしめる人為的事故を起こしたほか、翌2014年には「アレシャンドレ・パトの足を折る」と叫んでクラブハウスに殴り込んだ者も出るなど、荒くれ者のイメージがつきまとっている。そんな荒くれ者への制裁という意味でも、今回の座席破壊に対する弁償措置は有効との見方もある。
2015.04.20
当サイトに掲載された文章の著作権は、すべて Goleador に帰属しています。無断での複製・転載・引用など二次利用は固く禁じています。
- ウルグアイ代表MFニコラス・デ・ラ・クルスの1ゴール1アシストで勝ったフラメンゴが連勝で首位に浮上カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- インテルナシオナウが連勝で2位に浮上 コロンビア代表FWラファエル・サントス・ボレーはピッチで躍動カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- 身長159cmのベネズエラ代表FWソテルドのゴールなどで勝利 ボカOBのクリスティアン・パボンも活躍カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- コロンビア代表MFリチャール・リオスのゴールが決勝点 ディフェンディングチャンピオンは白星発進カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- 元セレッソ大阪のパブロが先制ゴール ウルグアイ代表MFカノービオの1ゴール1アシストなどで快勝カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- 終了間際のPKでフラメンゴが白星発進 アトレチコ・ゴイアニエンセは監督含め3人にレッドカードカンピオナート・ブラジレイロ 2024
- 敵地に乗り込んだフォルタレーザがアルゼンチン人選手による2ゴールでサンパウロを相手に勝利カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- ブラジレイロン開幕! 南米王者フルミネンセは逆転されるも追いつき、勝ちきれず引き分けカンピオナート・ブラジレイロ 2024
- 熱戦の“ショキ・ヘイ”はパウメイラスが優勢も90分間で決めきれず PK戦を制したサンパウロが優勝スーペルコパ・ヘイ・ジ・2024
- 40歳でブラジルサッカー界での歩みを進める田島翔の自叙伝が発売 皇帝アドリアーノとのエピソードもブラジル関連情報
- キングカズに憧れてプロになった男が40歳になって叶えた夢 王国ブラジルで新たな一歩を踏み出すカンピオナート・パラナエンセ 2023 3部