Copa Libertadores 2015コパ・リベルタドーレス 2015

昨年のブラジレイロン王者であるミナス・ジェライス州の名門クルゼイロが、元ブラジル代表MFホナウジーニョ・ガウーショの獲得を検討しているとの報道が27日に浮上した。仮に移籍が成立した場合、ホナウジーニョはコパ・リベルタドーレスの準決勝から出場可能になる。

ホナウジーニョの代理人を務める兄ホベルト・ジ・アシス氏がクルゼイロの幹部と接触したとのことで、クルゼイロは数日中にホナウジーニョの獲得を決断するか否かを決定する見込みとも報じられている。

現在35歳のホナウジーニョは、10年ぶりに母国復帰を果たした2011年からフラメンゴ、アトレチコ・ミネイロでその才能を存分に発揮。2013年にはアトレチコ・ミネイロをクラブ史上初のリベルタドーレス優勝に導くなど、ピークを過ぎても結果を残し続けている。

だが2014年に加入したケレタロFC（メキシコ）では、ここまで22試合に出場して6ゴール。推定100万ドル（日本円で約1億2千万円）という高額な年俸に見合った結果を出しているとはいえず、現地ではホナウジーニョの補強を「大失敗」と批判するコメンテーターもいるほどだ。

昨今の報道ではホナウジーニョが現役を引退するなどの噂も飛び交った。当の本人は引退を否定したが、メキシコのスポーツ紙「Estadio」は試合中における同選手のパフォーマンスの低下を理由に時折批判している。

ホナウジーニョはケレタロ（メキシコ）との契約が1年以上残っているが、クルゼイロは高額な移籍金を払ってまでホナウジーニョを獲得するのだろうか。
このような報道がなされる中、クルゼイロのマルセーロ・オリベイラ監督はホナウジーニョを「エレガントな選手」と絶賛しつつも「クルゼイロが今必要としているかどうかは別の話」と回答。やんわりとホナウジーニョの獲得を否定している。

ちなみにこの移籍報道に対するクルゼイレンセ（クルゼイレンセ）の支持率は、4月27日時点で 50 : 50 。