
- Campeonato Brasileiro Serie Aブラジル全国選手権 1部

フラメンゴをクビになったルシェンブルゴが憤慨 「フロントはサッカーをわかってない」
元ブラジル代表監督のバンデルレイ・ルシェンブルゴ氏がフラメンゴの監督の座を追われる

▲ 自分を解任したフラメンゴのフロントを公然と批判した元ブラジル代表監督のバンデルレイ・ルシェンブルゴ氏
フラメンゴは先のカンピオナート・カリオカ(リオ・デ・ジャネイロ州選手権)で決勝に進めなかったほか、現在開催中のカンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)でも3試合を消化して1分2敗と勝利がなく、順位も降格圏内にある。この非常事態を受けて、フラメンゴの取締役会はルシェンブルゴ監督に責任を負わせる形をとり、同監督の解任を選択した。
解任発表後の26日に記者会見を開いたルシェンブルゴ氏は、フラメンゴのフロントを痛烈に批判した。
「解雇は突然の知らせで、私は驚いた。ブラジレイロンの開幕から結果が出ていなかったことは確かだが、それを踏まえても解雇には首をかしげるしかない。先日サンパウロから監督就任のオファーが届いた際に、フラメンゴの首脳陣は私に“フラメンゴに残ってほしい”と説得してくれた。そして会長も私が必要だと言ってくれたんだ。彼らの誠意に応えて私はサンパウロのオファーを断ったのに、それから3週間足らずでフロントの考えが変わったのだとすれば、それは大きな驚きとしか表現のしようがない。」
「フラメンゴのフロントには勘違いをしている者もいるようだが、私に言わせれば彼らはサッカーについて何もわかってない。彼らが考え方を変えない限り、同じことを繰り返すのではないだろうか」
ルシェンブルゴ氏はサンパウロからオファーが届いた際に、サンパウロのカルロス・ミゲウ・アイダール会長らに対して評価してくれたことへの謝意を表した上で、泣く泣くオファーを断ったと明かしている。それの恨み節とは無関係とされているが、フラメンゴから雑に扱われたことをルシェンブルゴ氏は快く思っていないようだ。
バンデルレイ・ルシェンブルゴは1952年生まれの63歳で、現役時代のポジションはディフェンダー。1983年から監督としてのキャリアをスタートして、1998年〜2000年にはブラジル代表の監督を務めた経歴の持ち主である。結果を残す一方で、独りよがりな言動や判断がブラジルメディアに叩かれることも少なくない。
なお、フラメンゴは新監督にクリストボン・ボルジェス氏を迎えたことを27日に発表している。
2015.05.29
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