Campeonato Brasileiro Serie Aブラジル全国選手権 1部

コリンチャンスを退団する意向を示していたペルー代表FWパオロ・ゲレーロの移籍先が、ブラジル国内であることが判明した。同選手の移籍先は、ジーコの古巣でもあるリオ・デ・ジャネイロの名門フラメンゴで、コパ・アメリカ終了後から赤と黒のユニフォームに袖を通す予定だ。

パオロ・ゲレーロは1984年生まれの31歳。アリアンサ・リマの下部組織で200ゴール以上を挙げるめざましい活躍をみせると、その後ドイツの名門バイエルン・ミュンヘンに引き抜かれてドイツでキャリアを積んだ。2012年からはブラジルの名門コリンチャンスで不動のストライカーとして活躍していたが、ゲレーロの代理人が先日コリンチャンスとの契約更新をしない意向を表明。一部報道によれば、ゲレーロの給与支払いが滞っていることがコリンチャンス退団の契機となったとも報じられているが、真偽のほどは定かでない。

パオロ・ゲレーロは7月15日まではあくまでコリンチャンスの所属下にあり、16日からフラメンゴの所属選手となる。契約期間は3年で、ゲレーロには300万ヘアウ（日本円で約1億1,700万円）が支払われると報じられている。フラメンゴのエドゥアルド・バンデイラ・ジ・メロ会長は「フラメンゴにとって偉大な勝利といえる」と述べて、ゲレーロの入団を手放しで歓迎している。

当事者のゲレーロは28日にペルーの首都リマに到着して、ペルー代表のチーム練習に参加。来たるコパ・アメリカに向けてコンディションを整えていて、フラメンゴ入団に関しては「今はコパ・アメリカに集中している。その後のことは大会が終わってから話す」と述べるに留めた。