Campeonato Brasileiro Serie Aブラジル全国選手権 1部

スペインの名門アトレティコ・マドリーが、サンパウロで活躍しているU-23ブラジル代表DFホドリーゴ・カイオの獲得を模索している。兼ねてから報じられていた話が一時は消えたとみられていたが、アトレティコ・マドリーはあきらめていないようだ。

ホドリーゴ・カイオは1993年生まれの21歳。11歳だった2005年にサンパウロの下部組織へ入団すると、そこで力をつけて2010年にトップチームへ昇格した。ボランチが本職だが、センターバックやサイドバックなど守備的なポジションならどこでもこなせるマルチプレイヤーでもある。また、甘いマスクで女性ファンからの人気も高い選手だ。

サンパウロのアタイージ・ジウ・ゲヘイロ副会長によれば、アトレティコ・マドリーからの公式なオファーはないとしつつも「7月下旬あたりには何らかのアクションがあるかもしれない」と含みを持たせるコメントを残した。

アトレティコ・マドリーはホドリーゴ・カイオ獲得のために1,500万ヘアウ（日本円で約6億円）の移籍金を提示したことがあったが、このときはサンパウロ側が2,000万ヘアウ（日本円で約8億円）につり上げたことで一時破談になっていた。

現地サンパウロでのWEBアンケートによると70％以上のサンパウリーノ（サンパウロのサポーター）はホドリーゴ・カイオの移籍に反対しているが、ホドリーゴ・カイオ自身は欧州でのプレイを希望していることから同選手の欧州移籍は遠くない未来に実現するものとみられる。同選手の代理人は「交渉は少しずつ進んでいる」と明かしている。