Campeonato Brasileiro Serie Aブラジル全国選手権 1部

トルコの名門フェネルバフチェは7日、ブラジル代表MFソウザを4年契約で獲得したことを発表した。

ソウザことジョゼフィ・ジ・ソウザ・ジーアスは、1989年生まれの26歳。バスコ・ダ・ガマの下部組織出身で、2008年にトップチームへ昇格すると、そこでの活躍が評価されて2010年にポルトガルの名門FCポルトへ移籍した。その後はレンタル移籍でグレミオ、サンパウロと母国でキャリアを重ねていた。2014年からはブラジル代表にも招集されている。

フェネルバフチェの移籍金は約800万ユーロだが、そのうちサンパウロが受け取るのは35％（約280万ユーロ）で、残り65％（約520万ユーロ）はFCポルトに渡ると報じられている。

現在フェネルバフチェで監督を務めるビットル・ペレイラ氏は、ソウザが在籍していた当時のFCポルトでも監督を務めていた。両者の師弟関係がこのたびフェネルバフチェで復活することになる。

フェネルバフチェは他にもポルトガル代表FWナニを獲得したほか、オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシーの獲得を目指して交渉を続けているという。

ただしソウザを放出したサンパウロでは、今回の移籍について否定的に捉えている見方も少なくない。先月就任したファン・カルロス・オソーリオ監督はソウザを「バランス感覚に長けた素晴らしい選手」と絶賛していたため、ソウザの退団を残念がっている。そして現地のWEBアンケートによれば、サンパウリーノの約90％がソウザの移籍を反対する意志を示している。