
- Campeonato Brasileiro Serie Aブラジル全国選手権 1部

41歳の今も現役のゼ・ホベルト 「いつでもプレイする準備ができていることが重要」
元ブラジル代表MFゼ・ホベルトが7月6日に41歳の誕生日を迎えた

▲ 7月6日に41歳の誕生日を迎えた元ブラジル代表MFゼ・ホベルト。今年はサンパウロの名門パウメイラスでコンスタントに出場している
40代の今も顕著な衰えはなく、若手と同等の動きをピッチ上で見せているゼ・ホベルトの、プロ意識の高さは広く知られている。生涯で一度もマクドナルドへ行ったことがなく、飲み物はミネラルウォーターかグレープフルーツジュースのみ。身体に取り入れるものまで気を遣う徹底した自己管理が、40代になってもコンスタントに試合に出られている一因なのであろう。2012年に母国ブラジルに戻ってからは大きな怪我もなく、チームの支柱として頼りにされている。
ブラジル代表やバイエルン時代は中盤の選手として活躍していたが、近年ではデビュー当時のポジションであった左サイドバックとしての出場も時折あるゼ・ホベルト。同選手はポジションにこだわらず、試合に出場することの意義を強調している。
「私はベンチを温めるのが好きじゃなくてね。ピークを過ぎていることは自覚しているが、それでも現役である以上はポジション争いに勝ちたいし、試合に出ることにこだわっている」
「(元鹿島監督の)オズワウド・ジ・オリベイラを尊敬しているから、彼がパウメイラスを解任されたのは残念だった。でも新たに就任したマルセーロ・オリベイラも優秀な監督だし、彼との信頼関係を築いて試合に出続けたい。重要なのは、いつでもプレイする準備ができていることだから」
41歳になったゼ・ホベルトは、ブラジル国内で活躍する現役選手の中では2番目の年長者である。(現役最年長はサンパウロのGKホジェーリオ・セニ -42歳- )。ホジェーリオ・セニは年内での現役引退を示唆しているため、来年にはゼ・ホベルトがブラジル国内の最年長選手となっている可能性もある。今なおブラジルサッカー界の第一線で活躍するベテランのプレイから、今後も目が離せない。
2015.07.09
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