Copa Libertadores 2016コパ・リベルタドーレス 2016

7月20日に行われたコパ・リベルタドーレスの決勝 1st.Leg 。エクアドルの首都キトで行われた「インデペンディエンテ・デル・バージェ×アトレティコ・ナシオナル」は、インデペンディエンテ・デル・バージェが終盤に追いつき引き敗北を免れた。

クラブ史上初の決勝進出を叶えたインデペンディエンテ・デル・バージェは、3分にホセ・アングーロがペナルティアークで左足を振り抜いたがボールは枠に飛ばず。対するアトレティコ・ナシオナルは、5分にミゲル・アンヘル・ボルハがロングシュートを放って応戦した。

22分に右サイドでセットプレイを得たインデペンディエンテ・デル・バージェは、低めのクロスにアルトゥーロ・ミーナがあごで合わせたが、シュートはキーパーが正面でキャッチ。一方アトレティコは31分にマクネリ・トーレスがミドルレンジからゴールを狙ったが、シュートは枠に飛ばなかった。

均衡を破ったのはアトレティコ・ナシオナル。35分に前線の中央でボールをキープしたオルランド・ベリーオがペナルティアークで右足を振り抜くと、ボールは地を這うように伸びてゴール左隅に突き刺さった。そして39分にはマルロス・モレーノのロングシュートが、ドライブシュートのように縦回転してクロスバーをかすめる決定機まで生み出すなど、アトレティコ・ナシオナルが試合の流れを引き寄せていった。

後半になると、インデペンディエンテ・デル・バージェは攻撃のギアを上げて相手陣内でボールを回す時間を増やしていく。カウンターやセットプレイなどで何度か決定機を演出したが、相手の堅い守備を崩しきれずにいた。すると69分には一気に前線の2人を交代させて、レペット監督は攻撃のリズムを変えようと試みた。だがアトレティコ・ナシオナルは自陣に退いて組織的な守備を徹底していたため、インデペンディエンテ・デル・バージェはなかなかゴールを奪えずにいた。

それでもインデペンディエンテ・デル・バージェの執念は、終盤に実を結ぶ。87分に中盤で間接フリーキックを得ると、ゴール前でキーパーが2度弾いたボールをアルトゥーロ・ミーナが右足でゴールにねじ込んで、スコアをタイに戻した。

1-1 で迎えた後半のアディショナルタイムは5分設けられたが、互いに追加点を奪えず同点で試合終了。決勝のみアウェイーゴル・ルールは適用されないため、互角の状況で次週の 2nd.Leg を迎えることになった。

コパ・リベルタドーレス 2016 決勝 1st.Leg　（2016/07/20）
インデペンディエンテ・デル・バージェ （エクアドル）	1-1	アトレティコ・ナシオナル （コロンビア）
リブラード・アスコーナ	GK	フランコ・アルマーニ
クリスティアン・ヌニェス アルトゥーロ・ミーナ ルイス・カイセード エミリアーノ・テレーチェア	DF	ダニエル・ボカネグラ ダビンソン・サンチェス アレクシス・エンリケス ファリ・ディアス
マリオ・リソット ジェフェルソン・オレフエーラ フリオ・アングーロ （ジョナタン・ゴンサーレス） ブリアン・カベーサス （ジョニー・ウチュアーリ） ジュニオール・ソルノーサ	MF	ディエゴ・アリアス セバスティアン・ペレス （アレハンドロ・ゲーラ） マクネリ・トーレス （エルキン・ブランコ）
ホセ・アングーロ （ミジェル・カスティージョ）	FW	オルランド・ベリーオ ミゲル・アンヘル・ボルハ マルロス・モレーノ
アルトゥーロ・ミーナ　87	ゴール	35　オルランド・ベリーオ
クリスティアン・ヌニェス マリオ・リソット ルイス・カイセード	イエロー カード	セバスティアン・ペレス ダビンソン・サンチェス アレハンドロ・ゲーラ
パブロ・レペット	監督	レイナルド・ルエーダ
主審：　エンリケ・カセレス　（パラグアイ） 会場：　エスタディオ・アタウアルパ　（キト）