FIFA World Cup 2018FIFAワールドカップ 2018 ロシア大会 南米予選

2018年ロシア大会の出場権を争うワールドカップ南米予選は、2017年3月23日に第13節が各地で行われた。ウルグアイの首都モンテビデオで行われた「ウルグアイ×ブラジル」は、敵地に乗り込んだブラジルが快勝した。

立ち上がりの3分にネイマールのドリブルからチャンスメイクしたブラジルに対し、ウルグアイは7分に反撃すると、エヒーディオ・アレバロ・リオスが浮かせたボールをマルセーロが胸トラップでキーパーへ返したところにエディンソン・カバーニが反応。カバーニがキーパーと交錯して倒れると、主審はウルグアイにPKを与えた。このPKをカバーニが自ら決めて、ウルグアイが先制した。

先制を許したブラジルはすぐに追いつく。18分、中央でネイマールからパスを受けたパウリーニョがミドルレンジで放ったシュートが、鋭く伸びてゴールネットに突き刺さった。

ウルグアイは37分にカルロス・サンチェスのフリーキックから決定機を作ったが、ゴール前で合わせたマティアス・ベチーノのヘディングシュートは惜しくも枠を逸れた。

同点で迎えた後半、ブラジルは51分にネイマールのフリーキックで相手ゴールを脅かすと、51分にホベルト・フィルミーノのシュートのこぼれ球にパウリーニョが詰めて逆転に成功した。対するウルグアイは56分にペナルティエリアの手前でフリーキックを得たが、こちらはゴールに結びつかず。61分には再びフリーキックを得るも、カバーニの蹴ったボールはキーパーに阻まれた。

ブラジルは74分にロングフィードで相手陣内を上がったネイマールが、太ももでボールをコントロールしてペナルティエリアに入ると、前に出てきたキーパーの頭上を超えるループシュートを決めて 3-1 。さらに後半アディショナルタイムには、ダニエウ・アウベスの低いクロスをパウリーニョが胸でゴールに押し込み、パウリーニョはハットトリックを達成。2位を直接叩き落としたブラジルは、南米予選の首位独走状態に入った。

FIFAワールドカップ南米予選　第13節　（2017/03/23）
ウルグアイ	1-4	ブラジル
マルティン・シルバ	GK	アリソン・ベッケル
マキシミリアーノ・ペレイラ セバスティアン・コアーテス ディエゴ・ゴディン ガストン・シルバ	DF	ダニエウ・アウベス マルキーニョス ミランダ マルセーロ
エヒーディオ・アレバロ・リオス マティアス・ベチーノ カルロス・サンチェス （アベル・エルナンデス） クリスティアン・ロドリゲス	MF	カゼミーロ パウリーニョ ヘナット・アウグスト （フェルナンジーニョ）
エディンソン・カバーニ ディエゴ・ロラン （クリスティアン・ストゥアーニ）	FW	フィリッピ・コウチーニョ （ウィリアン） ホベルト・フィルミーノ （ジエゴ・ソウザ） ネイマール
（PK）　エディンソン・カバーニ　08	ゴール	18　パウリーニョ 51　パウリーニョ 74　ネイマール 91　パウリーニョ
マキシミリアーノ・ペレイラ セバスティアン・コアーテス ディエゴ・ゴディン	イエロー カード	カゼミーロ マルセーロ ダニエウ・アウベス
オスカル・タバーレス	監督	チッチ
主審：　パトリシオ・ロウスタウ　（アルゼンチン） 会場：　エスタディオ・センテナリオ　（モンテビデオ）