- Campeonato Brasileiro Serie A 2017ブラジル全国選手権 1部 2017
38歳の今も衰えない得点力 元浦和レッズのエメルソンがボレーシュート2発で勝利の立役者に
カンピオナート・ブラジレイロ 2017 第21節 ポンチ・プレッタ 2-1 ボタフォゴ
▲ 12分に元カタール代表FWエメルソン(11番)が角度のないところからボレーシュートを力強く決めた瞬間
かつてコンサドーレ札幌、川崎フロンターレ、そして浦和レッズと日本で活躍し、日本にいた約6年半で延べ140ゴール以上を叩き出した元Jリーガーは、38歳の今も引退せずに母国ブラジルで活躍中。昨年はジーコの古巣でもある名門フラメンゴでペルー代表FWパオロ・ゲレーロと2トップを組み活躍していたが、ゼ・ヒカルド監督(当時)の戦術と折り合いがつかず年末に退団。今年はサンパウロ州でも歴史の長い名門ポンチ・プレッタで選手生活を続けている。
試合は、6分に訪れた決定機をものにできなかったボタフォゴに対し、ポンチ・プレッタは12分に先制。コーナーキックに対してファーサイドで待ち構えていたエメルソンが、右足でトラップしたボールを右足のインステップキックでゴールネットに突き刺した。
▲ 先制のゴールを決めたエメルソン(11番)を抱擁で祝福するポンチ・プレッタのイレブン
その後試合は同点のまま、後半も互いに攻め合いながらゴールネットを揺らせずに終盤を迎えた。膠着状態を打破したのは、エメルソンの右足だった。87分、前線で両軍の選手が競って生まれたこぼれ球を、エメルソンがペナルティアークの手前から強烈なボレーシュートでゴールネットに突き刺した。そしてこのゴールが決勝点となった。
試合後、マイクを向けられたエメルソンは「試合終了直後は心身ともに興奮状態にあるけど、コメントを求められたら応じないとね。ブラジレイロンは非常に厳しいシーズンになっているし、チームの改善点もあるけれど、今日は自分のゴールに満足できたし、チームとしても内容・結果には満足しているよ」と心境を語った。
エメルソンは厳しいシーズンと言及したものの、勝ったポンチ・プレッタは10位に浮上。敗れたボタフォゴは9位に順位を下げている。
カンピオナート・ブラジレイロ 2017 第21節 (2017/08/20) | ||
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ポンチ・プレッタ | 2-1 | ボタフォゴ |
アラーニャ | GK | ジェフェルソン |
ニノ・パライーバ マルロン ルーカス・ペレス ダニーロ・バルセロス |
DF |
アルナウド ジョエル・カルリ エメルソン・サントス ジウソン |
エウトン ジェアン・パトリッキ (レオ・ガマーリョ) ナウド レオ・アルトゥール (フェリッピ・サライーバ) |
MF |
ドゥドゥ・セアレンセ ブルーノ・シウバ レアンドリーニョ (フェルナンデス) (ウェンデルソン) レオナルド・バレンシア (ホドリーゴ・ピンポン) マルコス・ビニシウス |
エメルソン ルッカ (ルイス・アリ) |
FW | ブレーネル |
エメルソン 12 エメルソン 87 |
ゴール | 20 ブレーネル (PK) |
エメルソン ルッカ ナウド アラーニャ |
イエロー カード |
レオナルド・バレンシア フェルナンデス ジェフェルソン ウェンデルソン |
ジウソン・クレイナ | 監督 | ジャイル・ベントゥーラ |
主審: デウソン・フェルナンド・フレイタス・ダ・シウバ 会場: エスタジオ・モイゼス・ルカレッリ (カンピナス) |
2017.08.20
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