Campeonato Brasileiro Serie Bブラジル全国選手権 2部

11月14日に行われた2017年のカンピオナート・ブラジレイロのセリエB（2部） 第36節。サンパウロ州のバルエーリで行われた「オエスチ×インテルナシオナウ」は、スコアレスドローで終了。この結果、4位以内が確定したインテルナシオナウの1年でのセリエA復帰が決まった。

元アルゼンチン代表MFアンドレス・ダレッサンドロを累積警告による出場停止で、元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンを負傷でそれぞれ欠いたインテルナシオナウは、決定的な場面を作れないで前半を終了。オエスチは42分に左サイドをオーバーラップしたウィリアン・コルデイロが右足でシュートを放ち、相手ゴールを脅かした。

後半、インテルナシオナウは68分にエデニウソンが右足で強烈なシュートを打ったが、キーパーが正面でブロック。以降、互いにチャンスらしいチャンスを作れず、ゴールの予感がしないままでタイムアップを迎えた。

試合が終わった時点で、インテルナシオナウが5位以下に転落する可能性は消滅して、1シーズンでのセリエA昇格が決定した。守護神のダニーロ・フェルナンデスは「昇格が決まったことはもちろん嬉しいけど、我々はセリエBの優勝を目指して最終節まであきらめずに戦う」とコメント。そして、不動のボランチとして攻守に渡りチームを支えたホドリーゴ・ドウラードは「今日は難しい試合だったが、昇格できて幸せに思う。重要なのは、我々が目指した目標を達成したことだ」と述べた。

ブラジル南部の都市ポルト・アレグレをホームタウンとするインテルナシオナウは昨年、創立107年目でクラブ史上初の降格を経験。チームの黒歴史となったが、リーベル・プレートからダレッサンドロが復帰するなどで再起を図った。セリエBでの今シーズンは序盤こそ勝利が少なく中位に甘んじていたが、後半になると調子を上げて首位に浮上。第35節には首位の座をアメリカ・ミネイロに明け渡したが、2試合を残してセリエAへの復帰を果たした。

インテルナシオナウにはダレッサンドロやレアンドロ・ダミアンのほかにも、チリ代表MFフェリペ・グティエレス、アルゼンチン代表DFビクトル・クエスタ、元U-20ウルグアイ代表FWニコラス・ロペスらが在籍している。

カンピオナート・ブラジレイロ　2017 セリエB　第36節　（2017/11/14）
オエスチ	0-0	インテルナシオナウ
ホドウフォ	GK	ダニーロ・フェルナンデス
ダニエウ・ボルジェス ジョイウソン レアンドロ・アマーロ ウィリアン・コルデイロ	DF	クラウジオ・ウィンキ タリス レオ・オルチス ウエンデウ
アンドレ・ビニシウス （リジオ） ウィウソン・マチアス ダニエウジーニョ （ジェイミ） マジーニョ ベリッカ （ホベルチ）	MF	ホドリーゴ・ドウラード エデニウソン フェリペ・グティエレス （シャーリス） カミーロ
ハファエウ・ルイス	FW	ウィリアン・ポッチケル （ニコラス・ロペス） エドゥアルド・サッシャ （カルロス）
	ゴール
アンドレ・ビニシウス リジオ	イエロー カード	レオ・オルチス カミーロ
ホベルト・カバーロ	監督	オダイール・エウマン
主審：　ペリクレス・バッソウス・ペガード・コルチス 会場：　アレーナ・バルエーリ　（バルエーリ）