CONMEBOL Sudamericana 2017コンメボル・スダメリカーナ 2017

12月13日に行われたコンメボル・スダメリカーナの決勝 2nd.Leg 。ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで行われた「フラメンゴ×インデペンディエンテ」は、同点のままタイムアップ。この結果、1st.Leg を勝っていたインデペンディエンテの優勝が決定した。

62,000人を超える大観衆がスタンドを埋め尽くした大一番は、発煙筒の煙が消えないうちにキックオフ。勝たなければならないフラメンゴは12分にスルーパスでペナルティエリアに入ったフェリッピ・ビゼウがシュートに持ち込んだが、キーパーが正面でキャッチ。それでもなお攻め込んだフラメンゴは、29分にセットプレイから先制した。ブラジル代表MFジエゴのフリーキックを元ブラジル代表DFファンが頭で逸らし、ヘーベルが左足で折り返したボールをルーカス・パケターが左足でゴールに押し込んだ。

だが、インデペンディエンテは前半のうちに追いつく。36分にスルーパスで右サイドを上がったマキシミリアーノ・メサが、ペナルティエリアでグスターボ・クエージャルと足が交錯して転倒。これをファウルとジャッジした主審はインデペンディエンテにPKを与え、エセキエル・バルコが冷静に決めて 1-1 とした。

フラメンゴは後半も引き続き攻撃的に挑み、55分にはレアル・マドリーへの内定が決まっている17歳のFWビニシウス・ジュニオールを投入した。対するインデペンディエンテは59分にカウンターで左サイドからペナルティエリアに達したエマヌエル・ジグリオッティがループシュートでキーパーを翻弄したが、無人のゴールに入りかけたボールはファンが寸前でピッチの外に蹴り出した。インデペンディエンテは80分にもジグリオッティのヘディングシュートが相手ゴールを脅かすなど、あわや逆転のシーンを何度か作り出した。

1-1 でタイムアップの笛が鳴ると、優勝を決めたインデペンディエンテの選手らはピッチ上で喜びを噛みしめた。一方、フラメンゴは終了後に主審にクレームをつけたグスターボ・クエージャルとエベルトンにレッドカードが出される、後味の悪さを残した。

優勝したインデペンディエンテは、2018年のスダメリカーナにディフェンディングチャンピオンとして出場するほか、リベルタドーレス、レコパ・スダメリカーナ、そして大阪でルヴァンカップ王者のセレッソ大阪と対戦するスルガ銀行チャンピオンシップの出場権を獲得した。

コンメボル・スダメリカーナ　2017　決勝 2nd.Leg　（2017/12/13）
フラメンゴ （ブラジル）	1-1	インデペンディエンテ （アルゼンチン）
セーザル	GK	マルティン・カンパーニャ
パラ ヘーベル ファン ミゲル・トラウコ （ビニシウス・ジュニオール）	DF	ファブリシオ・ブストス （ガストン・シルバ） アラン・フランコ フェルナンド・アモレビエータ ニコラス・タグリアフィーコ
グスターボ・クエージャル （エベルトン・ヒベイロ） ウィリアン・アロン ルーカス・パケター （リンコーン） ジエゴ エベルトン	MF	ディエゴ・ロドリゲス ニコラス・ドミンゴ マルティン・ベニーテス （ルーカス・アルベルテンゴ） マキシミリアーノ・メサ （ファン・サンチェス・ミーニョ） エセキエル・バルコ
フェリッピ・ビゼウ	FW	エマヌエル・ジグリオッティ
ルーカス・パケター　29	ゴール	39　エセキエル・バルコ　（PK）
エベルトン ビニシウス・ジュニオール ファン	イエロー カード	ルーカス・アルベルテンゴ マキシミリアーノ・メサ マルティン・カンパーニャ エセキエル・バルコ
グスターボ・クエージャル エベルトン	レッド カード
レイナルド・ルエーダ	監督	アリエル・オラン
主審：　ウィルマール・ロルダン　（コロンビア） 会場：　エスタジオ・ド・マラカナン　（リオ・デ・ジャネイロ）