
- Copa do Brasil 2018コパ・ド・ブラジウ 2018

サントスが逆転勝利もアウェイーゴル・ルールはなく PK戦では3連続セーブのファービオが殊勲
コパ・ド・ブラジウ 2018 準々決勝 2nd.Leg クルゼイロ 1-2 (PK:3-0) サントス

▲ 12分に先制のゴールを決めた元ブラジル代表MFチアゴ・ネービス。2006年にはベガルタ仙台でも活躍した
先制したのはクルゼイロで、12分に前線の右でボールを持ったチアゴ・ネービスがペナルティエリアに入って中央へ切れ込み、左足を振り抜いてニアサイドのゴールネットを揺らすシュートを決めた。この時点でクルゼイロは、2試合合計スコア 2-0 とした。
クルゼイロには25分に勝負を決定づけられる絶好のチャンスがあったが、右からのクロスにゴールエリアで合わせたウルグアイ代表MFジョルジアン・デ・アラスカエータが左足で合わせたシュートは、がら空きのゴールでなくファーサイドのポストに当たってしまった。
すると首の皮一枚残ったサントスは、41分にガブリエウ・バルボーザがペナルティエリアの手前から左足を振り抜いてゴールネットを揺らし、この試合のスコアを同点とした。
後半、クルゼイロはコーナーキックに合わせたデデのヘディングシュートがポストを直撃すると、その3分後にはエジウソンのシュートをルーカス・ベリッシモがゴールライン上でクリア。さらにその3分後にはホビーニョがゴール正面でボレーシュートを打ったが、グスターボ・エンリーキがシュートコースに入ってブロックした。

▲ PK戦で3連続セーブをしてみせたクルゼイロの守護神ファービオは雄叫びを上げる
5分設けられた後半のアディショナルタイム、サントスは95分に差し掛かろうとするときに相手のコーナーキックからマイボールにしてカウンターに転じたが、ロングパスでガブリエウ・バルボーザが一人相手陣内へ駆け込んだところで後半終了を告げるホイッスルが鳴り響いた。まだ時間超過でなく、最後のワンプレイを強制終了させられたことを不服としてサントス側は主審らを取り囲んで抗議。控えキーパーのブラジミールにはレッドカードが出されるに至ったが、主審はサントスの主張を受け入れなかった。
アウェイーゴル・ルールはないため、2試合合計スコア 2-2 でPK戦に突入。クルゼイロが3人全員決めたのに対して、サントスは3人のPKをクルゼイロの守護神ファービオがすべてコースを読み切ってセーブして試合終了。クルゼイロの準決勝進出が決まった。
コパ・ド・ブラジウ 2018 準々決勝 2nd.Leg (2018/08/15) | ||
---|---|---|
クルゼイロ | 1-2 PK 3-0 |
サントス |
ファービオ | GK | バンデルレイ |
エジウソン デデ レオ エジージオ |
DF |
ビクトル・フェーハス ルーカス・ベリッシモ ルイス・フェリッピ (グスターボ・エンリーキ) ドド |
エンリーキ ルーカス・シウバ ホビーニョ (ハフィーニャ) チアゴ・ネービス ジョルジアン・デ・アラスカエータ (デイビッジ) |
MF |
ヘナット (ダニエウ・ゲージス) ジエゴ・ピトゥーカ ホドリゴ |
エルナン・バルコス (ハニエウ) |
FW |
ブルーノ・エンリーキ アルトゥール・ゴメス (ジェアン・モッタ) ガブリエウ・バルボーザ |
チアゴ・ネービス 12 | ゴール |
41 ガブリエウ・バルボーザ 83 ブルーノ・エンリーキ |
ルーカス・シウバ ○ ハニエウ ○ デイビッジ ○ |
PK |
× ブルーノ・エンリーキ × ホドリゴ × ジェアン・モッタ |
エジウソン | イエロー カード |
グスターボ・エンリーキ ガブリエウ・バルボーザ ブルーノ・エンリーキ ドド |
レッド カード |
ブラジミール | |
マノ・メネーゼス | 監督 | クッカ |
主審: ホドウフォ・トスキ・マルケス 会場: エスタジオ・ド・ミネイロン (ベロ・オリゾンチ) |
2018.08.15
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