Superliga Argentina 2018-2019スーペルリーガ・アルヘンティーナ 2018-2019

10月5〜8日に行われたスーペルリーガ・アルヘンティーナの2018-2019 の第8節。アベジャネーダで行われた「ラシン・クルブ×ボカ・ジュニオルス」は、ボカが終盤に2点差を追いつき引き分けに持ち込んだ。

開始1分にアウグスト・ソラーリのシュートで攻撃の口火を切ったラシンは、7分に先制。アウグスト・ソラーリがゴール前でなくやや後方に折り返してギジェルモ・フェルナンデスが右足でシュートを打つと、パオロ・ゴルツに当たってルーズボールになったところに元アルゼンチン代表FWリサンドロ・ロペスが詰めて、ゴールネットを揺らした。

前半はラシンが優勢を保って、相手より多くのチャンスを演出。対するボカが前半に作ったチャンスは限られ、パボンとアビラの二人は激しいチャージを受け続け、さらには確信的な相手のファウルをスルーされるなどで苛立ちを募らせる場面もあった。前半のアディショナルタイムにはフェルナンド・ガーゴが右足で強烈なシュートを打つも、キーパーに両手で弾き出された。ピッチサイドでは、ギジェルモ・バロシュケロット監督も苛立ちを隠しきれない様子だった。

前半終了のホイッスルが鳴ると、ギジェルモ・バロシュケロット監督が審判団に詰め寄って抗議すると、テベスやラモン・アビラ、ガーゴらも主審に詰め寄って抗議。アビラはそばで撮影していたテレビカメラに対して「邪魔だ」と言わんばかりに右手で払いのける一幕もあり、ボカの苛立ちを象徴しているようだった。

後半、チャンスは作れどゴールに至らないボカとは対照的に、ラシンは66分にマティアス・サラーチョのスルーパスでペナルティエリアに達したリサンドロ・ロペスが、右足でゴールに流し込んでリードを広げた。さらに77分にはカウンターで相手陣内を上がったリカルド・セントゥリオンからのパスを、マティアス・サラーチョがペナルティエリアでシュートに持ち込んだが、キーパーが右足で弾き返した。

ラシンの2点リードで、試合は80分を経過。このままラシンが勝ち点3を得るかに思われたが、三人の交代枠を使いきったボカはまったく試合を捨てていなかった。まずは82分、クリスティアン・パボンが右足でミドルシュートを放つと、キーパーが弾いたところにラモン・アビラが詰めて、左足でゴールに押し込み 2-1 。続けてその5分後には、前線でくさびになったアビラが右でフリーになっていたセバスティアン・ビジャの足元へボールを送ると、ペナルティエリアでボールを前に押し出したビジャが右足を振り抜き、キーパーの股間を通すシュートを決めて、敗北を免れた。

ラシンは勝ち損ねた形だが、2位アトレティコ・トゥクマンに勝ち点5差をつけて首位をキープ。一方、ボカは6位に甘んじている。

スーペルリーガ・アルヘンティーナ 2018-2019　第8節　（2018/10/07）
ラシン・クルブ	2-2	ボカ・ジュニオルス
ガブリエル・アリアス	GK	アグスティン・ロッシ
レンソ・サラビア ネリ・ドミンゲス レオナルド・シガーリ エウヘニオ・メナ	DF	ヒノ・ペルッシ パオロ・ゴルツ カルロス・イスキエルドス （リサンドロ・マガジャン） エマヌエル・マス
マルセーロ・ディアス （ジュリアン・ロペス） アウグスト・ソラーリ マティアス・サラーチョ ギジェルモ・フェルナンデス	MF	ジュリアン・チッコ （セバスティアン・ビジャ） フェルナンド・ガーゴ アグスティン・アルメンドラ カルロス・テベス （マウロ・サラテ）
リサンドロ・ロペス （リカルド・セントゥリオン） ジョナタン・クリスタルド （グスターボ・ボウ）	FW	ラモン・アビラ クリスティアン・パボン
リサンドロ・ロペス　07 リサンドロ・ロペス　66	ゴール	82　ラモン・アビラ 87　セバスティアン・ビジャ
マティアス・サラーチョ レオナルド・シガーリ エウヘニオ・メナ ギジェルモ・フェルナンデス	イエロー カード	アグスティン・アルメンドラ リサンドロ・マガジャン ナイタン・ナンデス フェルナンド・ガーゴ パオロ・ゴルツ
マティアス・サラーチョ	レッド カード
エドゥアルド・コウデ	監督	ギジェルモ・バロシュケロット
主審：　ダリオ・エレーラ 会場：　エスタディオ・プレシデンテ・ペロン　（アベジャネーダ）