CONMEBOL Libertadores 2019コンメボル・リベルタドーレス 2019

8月27〜29日に各地で行われたコンメボル・リベルタドーレスの準々決勝 2nd.Leg。ブラジルのサンパウロで行われた「パウメイラス×グレミオ」は、グレミオが逆転勝利を収めた。

パウメイラスは3分にルイス・アドリアーノが右サイドからフェイントを交えたドリブルでペナルティエリアに入ると、角度のないところで右足を振り抜いた。ボールはキーパーが身を挺して阻んだが、引き続き攻め込んだパウメイラスは13分に先制。パラグアイ代表DFグスターボ・ゴメスがコーナーキックに頭で合わせてチアゴ・サントスとキーパーが競ってボールがこぼれると、ゴールエリアの端でトラップしたルイス・アドリアーノが左足を振り抜いてゴールネットを揺らした。

これで2試合合計スコアは 2-0 となったが、グレミオはすぐに反撃を開始。まずは17分のセットプレイで、アリソンの間接フリーキックでファーサイドからフリーでゴールエリアまで駆け込んだブラジル代表FWエベルトンが、左足でジャンピングボレーシュートを決めて1点を返すと、その4分後には追加点を奪取。中央の狭いところをエベルトンが強引にドリブルで突き進んで5人を抜き去ってペナルティエリアに達すると、飛び出したキーパーが捨て身のディフェンスでエベルトンのドリブルを止めたが、セカンドボールをアリソンが右足でゴールに沈めた。この結果、この時点で2試合合計スコアは 2-2 になり、アウェイゴールをより多く取っているグレミオが優位に立った。

引き分け以上に持ち込まなければならなくなったパウメイラスは、41分にセットプレイから決定機を演出したが、フリーキックのこぼれ球に左足ボレーで会わせたウィリアンのシュートはポストを直撃。ウィリアンにはその2分後にもチャンスが訪れたが、ドゥドゥのクロスは飛び出したキーパーが触れずウィリアンの足元に落ちたが、ウィリアンの足に当たったボールは無人のゴールを避けるようにして枠の外へと転がった。

結局パウメイラスは追加点を奪えず、逆転負けで大会を去ることとなった。グレミオの準決勝進出は3年連続。

コンメボル・リベルタドーレス 2019 準々決勝 2nd.Leg　（2019/08/27）
パウメイラス （ブラジル）	1-2	グレミオ （ブラジル）
ウェベルトン	GK	パウロ・ビクトル
マルコス・ホッシャ ルアン・ガルシア グスターボ・ゴメス ジオゴ・バルボーザ	DF	レオナルド・ゴメス ペドロ・ジェロメウ ワルテル・カンネマン ブルーノ・コルテス
チアゴ・サントス ブルーノ・エンリーキ （ハファエウ・ベイガ） グスターボ・スカルパ （ゼ・ハファエウ）	MF	マテウス・エンリーキ マイコン （ホムーロ） ジェアン・ピエーヒ
ドゥドゥ ルイス・アドリアーノ ウィリアン （デイベルソン）	FW	アリソン （ジエゴ・タルデッリ） アンドレ （ペペ） エベルトン
ルイス・アドリアーノ　13	ゴール	17　エベルトン 21　アリソン
マルコス・ホッシャ	イエロー カード	マイコン マテウス・エンリーキ ジェアン・ピエーヒ アリソン ペドロ・ジェロメウ
ルイス・フェリッピ・スコラーリ	監督	ヘナット・ガウーショ
主審：　ネストル・ファビアン・ピターナ　（アルゼンチン） 会場：　エスタジオ・ド・パカエンブー　（サンパウロ）