CONMEBOL Libertadores 2019コンメボル・リベルタドーレス 2019

8月27〜29日に各地で行われたコンメボル・リベルタドーレスの準々決勝 2nd.Leg。ブラジルのポルト・アレグレで行われた「インテルナシオナウ×フラメンゴ」は、フラメンゴが終盤に追いつき引き分けに持ち込んだ。

フラメンゴはキックオフ直後にウルグアイ代表MFジョルジアン・デ・アラスカエータのシュートで攻撃の口火を切ると、その直後にはスルーパスで前線を上がったガブリエウ・バルボーザが左足でシュートを打ったが、飛び出したキーパーの上をすり抜けたボールはクロスバーの上を通過した。一方、しばらく守勢に回っていたインテルナシオナウは、36分あたりから攻撃的になって何度かチャンスメイク。しかしゴールを予感させる攻撃はフラメンゴのほうが多く、43分にはブルーノ・エンリーキのスルーパスでペナルティエリアに達したガブリエウ・バルボーザが左足でゴール左隅を狙ったが、キーパーの脇をすり抜けたシュートはポストをかすめて外へ流れた。

後半、残り45分間で2点以上を取らなければならないインテルナシオナウは、49分に元U-20ウルグアイ代表MFニコラス・ロペスを投入し、54分にはFWウェウリントン・シウバも投入して攻撃的な布陣にシフトした。すると61分、左サイドから元アルゼンチン代表MFアンドレス・ダレッサンドロが間接フリーキックを放つと、ホドリーゴ・リンドーゾがヘディングで合わせてゴールネットを揺らし、インテルナシオナウが待望の先制点を得た。この場面ではVARチェックも行われたが、それでゴールが取り消されることはなかった。

インテルナシオナウは76分、81分とフィニッシュに持ち込み追加点を狙ったが、PK戦に持ち込むために必要なあと1点が遠いまま。するとピンチをしのいだフラメンゴは84分、カウンターで相手陣内を上がったブルーノ・エンリーキがドリブルでペナルティエリアに入ったところで右にパスを出すと、併走していたガブリエウ・バルボーザが左足で難なくゴールへ流し込んだ。両者の命運を決定づけるアウェイゴールをフラメンゴが得たことにより、インテルナシオナウは残り少ない時間で3点を追加する必要に迫られた。9分も設けられた後半のアディショナルタイムでも、インテルナシオナウは追加点を奪えなかった。

勝ち上がりを決めたフラメンゴは、準決勝でグレミオと対戦する。

コンメボル・リベルタドーレス 2019 準々決勝 2nd.Leg　（2019/08/28）
インテルナシオナウ （ブラジル）	1-1	フラメンゴ （ブラジル）
マルセーロ・ロンバ	GK	ジエゴ・アウベス
ブルーノ ホドリーゴ・モレード ビクトル・クエスタ （マルティン・サラフィオーレ） ウエンデウ （ウェウリントン・シウバ）	DF	ハフィーニャ ホドリーゴ・カイオ パブロ・マリ フィリッピ・ルイス （ヘネ）
ホドリーゴ・リンドーゾ エデニウソン パトリッキ アンドレス・ダレッサンドロ ハファエウ・ソービス （ニコラス・ロペス）	MF	グスターボ・クエージャル （ロベール・ピリス・ダ・モッタ） ジェルソン ジョルジアン・デ・アラスカエータ
パオロ・ゲレーロ	FW	エベルトン・ヒベイロ （オルランド・ベリーオ） ガブリエウ・バルボーザ ブルーノ・エンリーキ
ホドリーゴ・リンドーゾ　61	ゴール	84　ガブリエウ・バルボーザ
ハファエウ・ソービス アンドレス・ダレッサンドロ ビクトル・クエスタ ホドリーゴ・リンドーゾ マルセーロ・ロンバ エデニウソン	イエロー カード	グスターボ・クエージャル ジエゴ・アウベス フィリッピ・ルイス
オダイール・エウマン	監督	ジョルジ・ジェズス
主審：　パトリシオ・ロウスタウ　（アルゼンチン） 会場：　エスタジオ・ベイラ・リオ　（ポルト・アレグレ）