CONMEBOL Libertadores 2019コンメボル・リベルタドーレス 2019

10月22〜23日に各地で行われたコンメボル・リベルタドーレスの準決勝 2nd.Leg。アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで行われたスーペルクラシコ「ボカ・ジュニオルス×リーベル・プレート」は、ボカが勝利。だが、2試合合計スコアで上回ったリーベルが2年連続の決勝進出を果たした。

試合開始前にラ・ボンボネーラのスタンドから大量の紙吹雪が撒かれ、ピッチの半分近くが紙吹雪で白く染まると、一旦はそのままキックオフを試みた主審が掃除を指示して、場内スタッフが掃除を開始。この影響で、当初の予定より約15分遅れてのキックオフとなった。

1st.Leg を 0-2 で落としているボカは、立ち上がりから攻撃的に出ていった。8分にはセットプレイから最後は“ワンチョペ”ことラモン・アビラが角度のないところで左足を振り抜いたが、ボールはサイドネットへ。21分にはフリーキックがペナルティエリアでルーズボールになると、エドゥアルド・サルビオが左足でゴールに沈めてボカが先制かと思われたが、主審はサルビオがシュートを打つ前にエマヌエル・マスのハンドがあったとしてゴールを取り消した。ボカのイレブンは主審に詰め寄って抗議したが、判定は覆らなかった。

43分にアレクシス・マカリテルの直接フリーキックで見せ場を作ったボカは、45分にはテベスからのパスを右サイドで受けたフリオ・ブッファリーニがクロスを上げたが、エドゥアルド・サルビオのシュートは枠を捉えられなかった。

ハーフタイムにほとんどの紙吹雪が清掃されて迎えた後半、ボカは始まってすぐにペナルティエリアまでボールを運んだが、ラモン・アビラがトラップしたボールを足元の深いところに置いてしまい、その結果シュートを打ったときにはルーカス・マルティネス・クアルタによってシュートコースを消されてしまい、チャンスを逸した。55分にはゴールエリア付近まで上がっていたアレクシス・マカリテルが右足を振り抜いたが、ボールは枠を逸れた上にオフサイドだった。

ボカは60分にマウロ・サラテとベネズエラ代表FWジャン・カルロス・ウルタードを投入して、攻撃の活性化を図った。対するリーベルは66分にルーカス・プラットを投入すると、70分にカウンターで相手陣内を上がったプラットがペナルティエリアに達して右足でボールを蹴ったが、シュートかクロスか曖昧な軌道はファーサイドへ流れた。

均衡が破れたのは79分だった。右サイドからアレクシス・マカリテルがフリーキックを放ってリサンドロ・ロペスがヘディングで折り返すと、ゴールエリアに飛び込んだマウロ・サラテの足に当たり損ねたボールをジャン・カルロス・ウルタードがゴールに押し込んで、ボカが先制した。

ボカは88分にセットプレイから相手ゴールに迫ったが、フリーキックに合わせたエマヌエル・マスのヘディングシュートは枠を逸れてしまう。そして2試合合計スコアがリーベルの1点リードで、後半のアディショナルタイム5分間に突入。最終的に時計は96分に至ったが、ボカは追加点が取れず準決勝での敗退となった。

この試合には敗れたが、2試合合計スコアで宿敵ボカを上回ったリーベルは、チリの首都サンティアゴで行われる一発勝負の決勝戦に駒を進めることとなった。

コンメボル・リベルタドーレス 2019 準決勝 2nd.Leg　（2019/10/22）
ボカ・ジュニオルス （アルゼンチン）	1-0	リーベル・プレート （アルゼンチン）
エステバン・アンドラーダ	GK	フランコ・アルマーニ
フリオ・ブッファリーニ リサンドロ・ロペス カルロス・イスキエルドス エマヌエル・マス	DF	ゴンサーロ・モンティエル ルーカス・マルティネス・クアルタ ハビエル・ピノーラ ミルトン・カッコ （パウロ・ディアス）
イバン・マルコーネ アグスティン・アルメンドラ （マウロ・サラテ） エドゥアルド・サルビオ カルロス・テベス アレクシス・マカリテル （セバスティアン・ビジャ）	MF	エンソ・ペレス エセキエル・パラシオス イグナシオ・フェルナンデス ニコラス・デ・ラ・クルス
ラモン・アビラ （ジャン・カルロス・ウルタード）	FW	ラファエル・サントス・ボレー （ルーカス・プラット） マティアス・スアーレス （イグナシオ・スコッコ）
ジャン・カルロス・ウルタード　79	ゴール
アレクシス・マカリテル イバン・マルコーネ カルロス・テベス	イエロー カード	エンソ・ペレス パウロ・ディアス イグナシオ・スコッコ ルーカス・マルティネス・クアルタ
グスターボ・アルファーロ	監督	マルセーロ・ガジャルド
主審：　ウィウトン・ペレイラ・サンパイオ　（ブラジル） 会場：　ラ・ボンボネーラ　（ブエノスアイレス）