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サンパウロでは中盤で活躍中のダニエウ・アウベス ジーニス監督は全幅の信頼を置く
サンパウロのフェルナンド・ジニス監督がブラジル代表DFダニエウ・アウベスを絶賛

▲ サンパウロのフェルナンド・ジニス監督も絶賛するブラジル代表DFダニエウ・アウベス(中央)
同監督はダニエウ・アウベスに対して、攻撃的なポジションである程度の自由を与えていて、同選手はシャドーストライカーのように攻撃参加してもいいと言われている。事実、ダニエウ・アウベスはしばしばゴール前に顔を出してゴールも決めている。だが、ダニエウ・アウベスはミッドフィルダーとしての役割にわりと忠実だ。
そんなダニエウ・アウベスのことを、ジーニス監督はいたく気に入っている様子。ESPN Brasilのインタビューでは、次のように述べている。
「私は昔からダニエウが好き。試合中に自分のコンディションを高めて結果を出す彼の能力には常に感銘を受けていた。彼は最後まで試合をあきらめないし、とてもダイナミックでボールの扱い方も巧い男だ。試合中も、状況に応じてダニエウ・アウベスがもっとも活きるポジションをチームで共有しているし、個性と創造性も高い彼になるべくボールを集めるようにしている。それが今のところハマっている印象だ」
しかし、ダニエウ・アウベスの本職は言わずもがな右サイドバックで、ブラジル代表では常に右サイドバックで起用されている。ジーニス監督は、チッチ監督の起用法に異論反論はなく、ダニエウ・アウベスを現役で世界最高の右サイドバックと賞賛している。
「サンパウロで彼は自分の新たな可能性を見つけた。彼は素晴らしいシーズンを過ごしている。そして彼の存在は、周囲の選手の成長や改善にも寄与している。ブラジル代表での起用法には、チッチに賛同している。彼は現役選手の中でも世界最高の右サイドバックだから」
ジーニス監督はまた、COVID-19によって麻痺している社会が、一刻も早く元に戻ることを祈っているとも述べた。
「ブラジルだけでなく、世界中の社会が麻痺して、世界がますます“島”になっている。誰もがお互いを必要としているし、人間社会は助け合いだ。世界は多くの富を生み出しているが、一部の人間の富が増えれば増えるほど、格差も広がる。社会は今こそ不平等や格差を考え直して、よりバランスのとれた形で格差是正に努めなければならない」
◆ フェルナンド・ジニス
- 本名:
- フェルナンド・ジニス・シウバ
- 生年月日:
- 1974年3月27日生まれ(46歳)
- 出身:
- ブラジル(ミナス・ジェライス州パトス・ジ・ミナス)
- 身長:
- 183cm
- ポジション:
- ミッドフィルダー (現役時代)
1993年にサンパウロ州のアトレチコ・ジュベントゥスでデビューしたが、出場機会を得られず。1996年に移籍したグアラニーで公式戦出場を果たすと、同年にはパウメイラスに加入した。1997年に移籍したコリンチャンスでレギュラーを獲得すると、以降は複数のクラブチームを渡り歩いた。2000〜2003年に所属したフルミネンセでは60試合に出場して7ゴールをマーク。2008年に現役を退くと、翌2009年からは監督として様々なクラブチームを指揮した。2019年からはサンパウロの監督を務めている。
2020.04.02
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