Copa de la Liga Profesional 2021コパ・デ・ラ・リーガ・プロフェシオナル 2021

“ナチョ”がリーベルを去る日が、ついに訪れた。ブラジルの名門アトレチコ・ミネイロは15日、31歳のアルゼンチン代表MFイグナシオ・フェルナンデスをリーベル・プレートから獲得したと発表。リーベル・プレートも同日に同選手の退団を発表した。

ヒムナシア・ラ・プラタから加入した2016年からリーベルの主力として安定した活躍をみせたイグナシオ・フェルナンデスは、2018年のリベルタドーレス優勝を機に自身の環境を変えたいと考えるようになっていた。約1年前にも移籍を検討していた同選手の元には、インテルナシオナウからのオファーもあったというが、このときは移籍が実現しなかった。

さらに2020年になると、3月からは南米大陸全土でCOVID-19（新型コロナウイルス感染症）のパンデミックが発生したことなどもあって、同選手は移籍への思いをさらに強くしていた。そこにアトレチコ・ミネイロからオファーが届いた。

現地報道によれば、リーベルに支払われるアトレチコ・ミネイロからの移籍金は約600万ドル（日本円で約6億3,300万円）とみられ、金額の一部は契約時に支払われる見込み。イグナシオ・フェルナンデスは数時間以内にもベロ・オリゾンチに渡り、メディカルチェックを済ませ契約書にサインする予定となっている。同選手が長い間待ち望んでいた移籍が、ついに実現することになった。

5シーズンで残したリーベルでの成績は、185試合に出場して31ゴール、27アシストに7つのタイトル。ディエゴ・マラドーナ氏（故人）や、ボカ・ジュニオルスのファン・ロマン・リケルメ副会長をして「スーペルリーガで最高の選手」と言わしめた“ナチョ”。リーベルプラテンセに長く深く愛された万能型のメディオカンピスタ（ミッドフィルダー）は、活躍の場をブラジルに移す。