Campeonato Brasileiro Serie A 2020ブラジル全国選手権 1部 2020

2月20〜22日に各地で行われたカンピオナート・ブラジレイロの第37節。リオ・デ・ジャネイロ州の州都リオ・デ・ジャネイロで行われた「フラメンゴ×インテルナシオナウ」は、フラメンゴが逆転勝利を収めた。

フラメンゴは7分にブラジル代表FWブルーノ・エンリーキが左サイドからカットインしてミドルシュートに及んだが、ボールはキーパーが正面でキャッチ。対して、勝てば優勝が決まるインテルナシオナウは、8分にモイゼスが上げたクロスに反応したイウリ・アウベルトが、ゴールエリアでグスターボ・エンリーキに背後からユニフォームを引っ張られて転倒。このファウルで得たPKをエデニウソンが決めて、11分に先制した。

先制を許したフラメンゴだが、28分に追いつく。相手のクリアボールをブラジル代表DFフィリッピ・ルイスが左足のアウトサイドキックで前線に送ると、ドリブルでペナルティエリアの左側を突破したブルーノ・エンリーキがゴールライン際からボールを折り返して、最後はウルグアイ代表MFジョルジアン・デ・アラスカエータが左足でゴールへ流し込んだ。

インテルナシオナウは42分、ペナルティエリア付近でこぼれ球を拾ったホジネイがペナルティエリアに入って右足を振り抜いたが、シュートはクロスバーを直撃。さらにエンドの替わった後半の立ち上がりには、ボールを先に蹴ったフィリッピ・ルイスの右足首に乗っかるようにスパイクの裏で踏みつけてしまったホジネイに、VARチェックをした主審からレッドカードが出されてしまい、インテルナシオナウは数的不利に陥ってしまった。

対してフラメンゴは62分、左サイドでパスを受けたアラスカエータがカットインしてすぐスルーパスを出すと、ペナルティエリアに入った“ガビゴウ”ことブラジル代表FWガブリエウ・バルボーザが左足でゴールへ流し込み、逆転に成功した。

せめて引き分けに持ち込んで首位を堅守したいインテルナシオナウは、67分に元アルビレックス新潟のブラジル代表FWチアゴ・ガリャルドを投入して2トップに変更したが、数的不利もあって機能せず。フラメンゴが主導権を譲らずに、重要な一戦をものにした。

この結果、インテルナシオナウは首位陥落となり、フラメンゴが最終節の直前で首位に躍り出た。次の最終節でフラメンゴは勝てば優勝。インテルナシオナウはフラメンゴが勝たなかった場合にのみ、勝てば逆転優勝となる。タイトルの行方はどっちだ。

カンピオナート・ブラジレイロ 2020　第37節　（2021/02/21）
フラメンゴ	2-1	インテルナシオナウ
ウーゴ・ソウザ	GK	マルセーロ・ロンバ
マウリシオ・イスラ （ペドロ） グスターボ・エンリーキ ホドリーゴ・カイオ （ナタン） フィリッピ・ルイス	DF	ホジネイ ルーカス・ヒベイロ ゼ・ガブリエウ モイゼス
ジエゴ （ゴメス） ジェルソン エベルトン・ヒベイロ ジョルジアン・デ・アラスカエータ	MF	ホドリーゴ・ドウラード （ジョニー） プラシェジス （エイトル） エデニウソン カイオ （チアゴ・ガリャルド） パトリッキ （マウリシオ）
ガブリエウ・バルボーザ （ジョアン・ルーカス） ブルーノ・エンリーキ	FW	イウリ・アウベルト （ペギロウ）
ジョルジアン・デ・アラスカエータ　28 ガブリエウ・バルボーザ　62	ゴール	11　エデニウソン　（PK）
ジエゴ ペドロ ナタン ゴメス	イエロー カード
	レッド カード	ホジネイ
ホジェーリオ・セニ	監督	アベウ・ブラーガ
主審：　ハファエウ・クラウス 会場：　エスタジオ・ド・マラカナン　（リオ・デ・ジャネイロ）