CONMEBOL Libertadores 2021コンメボル・リベルタドーレス 2021

5月11〜13日に行われたコンメボル・リベルタドーレスのグループリーグ第4節。コロンビアのバランキージャで行われた「アメリカ・デ・カリ × アトレチコ・ミネイロ」は、敵地に乗り込んだアトレチコ・ミネイロが勝利を収めた。

アトレチコ・ミネイロは3分に、元ブラジル代表FWフゥキからのパスをペナルティエリアの左側で受けたチェ・チェがグラウンダーのクロスを上げてケーノがゴールに押し込んだが、オフサイドでノーゴールに。それでも20分、アルゼンチン代表MFイグナシオ・フェルナンデスからのパスを左サイドで受けたギリェルミ・アラーナがクロスを上げると、フゥキがヘディングでゴールに押し込んで先制した。ゴールを決めたフゥキは、アシストしたギリェルミ・アラーナと並んで筋肉ポーズをとってじゃれ合った。

アメリカ・デ・カリはすぐに追いつく。23分、カウンターで相手陣内を上がったラファエル・カラカルが右へパスを出すと、ペナルティエリアの手前でトラップしたサンティアゴ・モレーノがファーストタッチでペナルティエリアに入り、セカンドタッチで相手の守備を振り切ると左足でゴールへ流し込んだ。

この試合は、断続的にアクシデントが発生。スタジアム内に催涙ガスが充満し、ピッチに立つ選手は口元や鼻、目をユニフォームで覆うも、38分にはほぼ全員が運動不可能な状態に陥って一時中断。収束が見られなければ中止までありえたが、約8分の中断を経てどうにか試合は再開された。ところが、前半のアディショナルタイムにも再び催涙ガスが充満し、選手は主審らに抗議。最終的に、アディショナルタイムは16分を過ぎたところで、選手らと主審らとの話し合いによって前半を強制的に終了することが決まり、ハーフタイムを迎えた。

後半、アトレチコ・ミネイロは53分にベネズエラ代表FWジェフェルソン・サバリーノが右サイドからクロスを上げると、ファーサイドへ流れたボールを拾ったギリェルミ・アラーナが、ペナルティエリアの左側から左足でシュートを決めて 2-1 と勝ち越しに成功した。

さらに試合終了間際には、カウンターで相手陣内を上がった元ブラジル代表FWジエゴ・タルデッリが左へスルーパスを出すと、併走してペナルティエリアに達したチリ代表FWエドゥアルド・バルガスが、右足のインステップでボールを軽く浮かせてキーパーをかわし、ヘディングで無人のゴールへ押し込み勝利を決定づけた。

敗れたアメリカ・デ・カリは、リベルタドーレスでの敗退がほぼ決定。一方勝ったアトレチコ・ミネイロは、2試合を残して決勝トーナメント進出を決めた。

コンメボル・リベルタドーレス 2021 グループリーグ第4節　（2021/05/13）
アメリカ・デ・カリ （コロンビア）	1-3	アトレチコ・ミネイロ （ブラジル）
ジョエル・グラテロル	GK	エベルソン
クリスティアン・アリエータ ケビン・アンドラーデ エクトル・キニョーネス	DF	グーガ イーゴル・ハベーロ ジュニオール・アロンソ ギリェルミ・アラーナ
ルイス・パス （ホアオ・ロドリゲス） ラファエル・カラカル イェスス・カブレーラ サンティアゴ・モレーノ （ルイス・サンチェス） ドゥバン・ベルガーラ （アルダイール・ロドリゲス）	MF	ジャイル （ヘーベル） チェ・チェ イグナシオ・フェルナンデス （ドド）
アドリアン・ラモス	FW	ジェフェルソン・サバリーノ （エドゥアルド・バルガス） フゥキ （アラン） ケーノ （ジエゴ・タルデッリ）
サンティアゴ・モレーノ　23	ゴール	20　フゥキ 53　ギリェルミ・アラーナ 90+6　エドゥアルド・バルガス
サンティアゴ・モレーノ クリスティアン・アリエータ ケビン・アンドラーデ	イエロー カード	ジャイル
ケビン・アンドラーデ	レッド カード
ジェルソン・ゴンサーレス	監督	クッカ
主審：　アンドレス・クーニャ　（ウルグアイ） 会場：　エスタディオ・ロメリオ・マルティネス　（バランキージャ）