- Campeonato Mineiro 2021カンピオナート・ミネイロ 2021
VARチェックの結果PKなし アディショナルタイムも早めに切り上げられての準優勝に選手らが激怒
カンピオナート・ミネイロの決勝「アトレチコ・ミネイロ×アメリカ・ミネイロ」でのジャッジにアメリカ・ミネイロ側が不満あらわ
▲ 後半のアディショナルタイムのジャッジを巡って試合後、審判団に激しく抗議するアメリカ・ミネイロの選手たち
1st.Leg が 0-0 だったため、2nd.Leg も 0-0 ならファーストステージで成績上位のアトレチコ・ミネイロが優勝となるこの試合。アメリカ・ミネイロがタイトルを獲るには勝利しか道がない状況で、2nd.Leg は後半のアディショナルタイムに突入した。
物議を醸した場面は、93分。右サイドからレアンドロ・カルバーリョが上げたクロスにヒバマールが頭で合わせようとしたが、グーガが高く上げた右足でボールをクリアして、ヒバマールのヘディングシュートを阻止した。このとき両者が交錯してヒバマールがピッチにうずくまると、アメリカ・ミネイロ側の抗議を受けて主審はVARチェックを実施。しかし、この場面で主審はグーガのファウルを取らずに試合の再開を告げたことで、アメリカ・ミネイロの選手は主審に詰め寄って激しく抗議した。
当初設けられた後半のアディショナルタイムは5分(95分まで)だったが、さらに4分追加。時計通りなら99分まで行われるところだが、主審は25秒も早くタイムアップの笛を吹いた。この判断に対してもアメリカ・ミネイロの選手たちは怒り、数人は主審や副審に詰め寄って不満をぶつけた。
不満を口にしたのは選手だけではなく、アメリカ・ミネイロのアレンカール・ダ・シウベイラ会長も試合後に主審への不満を述べた。
「選手もスタッフも日々献身的に頑張ってきたから、我々がチャンピオンになると確信していた。決勝でVARに問題が出るとは想像すらしていなかった。VARチェックの最中に審判員同士で交わされた会話を聴きたいから、州連盟に音声の公開を求めるつもりだ」
その一方で同会長は、準優勝に終わった選手やスタッフらに労いの言葉を惜しまなかった。
「選手とスタッフにはとても感謝している。州選手権はよくがんばったし、ブラジレイロンに向けて良い形ができていると思う。今季の内容ならサポーターも一層応援してくれるだろうし、今年は(ブラジレイロン)セリエAの残留を目標に一丸となって戦いたい」
2021.05.22
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