CONMEBOL Libertadores 2021コンメボル・リベルタドーレス 2021

5月25〜27日に行われたコンメボル・リベルタドーレスのグループリーグ第6節。パラグアイの首都アスンシオンで行われた「オリンピア × デポルティーボ・タチラ」は、オリンピアが圧勝した。

試合開始前の時点で、両者の勝ち点差は3とデポルティーボ・タチラがリード。得失点差は6も開いていたため、オリンピアが決勝トーナメントに進むためには4点差以上での勝利が条件となった。

序盤から攻撃的に出たオリンピアは、24分に先制。ショートコーナーで右から上がったクロスをパラグアイ代表MFホルヘ・レカルデがヘディングで折り返すと、最後はパラグアイ代表MFリチャール・オルティスが頭でゴールに押し込んだ。続けて30分には、レカルデのスルーパスでペナルティエリアに入ったウーゴ・キンターナが、ファーストタッチでキーパーを抜き去ると、ゴールエリアに達して右足でゴールネットを揺らして 2-0 とした。

後半は、点の取り合いに。まずは56分、相手のハンドで得たPKをパラグアイ代表FWデルリス・ゴンサーレスが決めて3点差としたが、デポルティーボ・タチラはセットプレイから1点を返す。

しかしオリンピアは69分に元コロンビア代表DFセルヒオ・オタルバロが右サイドからクロスを上げると、ペナルティエリアで待ち構えたイシドロ・ピッタが相手にユニフォームを掴まれていることから飛び上がらず、相手を腰で押しながらボールに合わせて右足ボレーでゴールに沈めて 4-1 とした。さらにその1分後には、味方が頭で落としたボールをイシドロ・ピッタがトラップして右足でシュートに及ぶと、ポストに当たったボールがキーパーの背中に当たってゴールを割り、5-1 と目標の4点差を実現した。

オリンピアは75分に失点して3点差にされたが、82分に相手のクリアボールに反応したリチャール・オルティスが、ペナルティアーク付近から左足でゴール左隅に蹴り込んで4点差に戻し、タイムアップまでしのいだ。

この結果、圧勝したオリンピアは勝ち点でデポルティーボ・タチラと並んだ上に、得失点差を-5から-1に押し上げた。完敗のデポルティーボ・タチラの得失点差が+1から-3になったことにより、得失点差でもタチラを上回ったオリンピアは土壇場でグループBの2位に滑り込み、決勝トーナメント進出を果たした。

コンメボル・リベルタドーレス 2021 グループリーグ第6節　（2021/05/26）
オリンピア （パラグアイ）	6-2	デポルティーボ・タチラ （ベネズエラ）
アルフレード・アギラル	GK	クリストファー・バレーラ
セルヒオ・オタルバロ ルイス・カセレス （ジョルダン・サンタクルス） アントリン・アルカラス イバン・トーレス	DF	パブロ・カマーチョ （マルロン・フェルナンデス） カルロス・ビバス ルーカス・トレーホ ホセ・グラナドス
リチャール・オルティス ブライアン・オヘーダ ウーゴ・キンターナ （アレハンドロ・シルバ） ホルヘ・レカルデ （ネストル・カマーチョ） デルリス・ゴンサーレス	MF	フランシスコ・フローレス マウリーセ・コバ イェルソン・チャコン （ジェフェルソン・ベラスコ） フレディ・ゴンドラ （エドガル・ペレス・グレーコ）
ワルテル・ゴンサーレス （イシドロ・ピッタ）	FW	ミチャエル・コベア （ネルソン・エルナンデス） ルーカス・エマヌエル・ゴメス （ドウグラル・アンガリータ）
リチャール・オルティス　24 ウーゴ・キンターナ　30 （PK）　デルリス・ゴンサーレス　55 イシドロ・ピッタ　69 （オウンゴール）　クリストファー・バレーラ　70 リチャール・オルティス　82	ゴール	60　ルーカス・トレーホ 75　ドウグラル・アンガリータ
リチャール・オルティス セルヒオ・オタルバロ	イエロー カード	フランシスコ・フローレス ミチャエル・コベア
	レッド カード	フランシスコ・フローレス ミチャエル・コベア
セルヒオ・オルテマン	監督	ファン・ドミンゴ・トリサーノ
主審：　ディエゴ・ミルコ・アーロ　（ペルー） 会場：　エスタディオ・マヌエル・フェレイラ　（アスンシオン）