Copa América 2021コパ・アメリカ 2021

ウルグアイ代表FWルイス・スアーレスが、コパ・アメリカの開催に向けて動いている現状に苦言を呈した。

来月開催予定のコパ・アメリカはアルゼンチンとコロンビアの2カ国共催で準備が進んでいたが、後者の国では国内の政情不安を理由にCONMEBOL（南米サッカー連盟）がコロンビアから開催権を剥奪。しかしCOVID-19（新型コロナウイルス感染症）のパンデミックが終息をみせないアルゼンチンでは、第2波によるロックダウンが実施されていて、アルゼンチンでの単独開催すら危ぶまれている事態に陥っている。

このような現状を受けて、スアーレスは複数の国から選手が集まって開催される国際大会について、スペインの日刊スポーツ紙「AS」のインタビューで心配の声を上げた。

「パンデミックが終息していない中で、コパ・アメリカが開催されようとしていることに強い関心がある。出場する以上はベストを尽くすが、それ以前に優先されるべきは人々の健康だ」

さらにスアーレスは、コパ・アメリカの開幕前に組まれているワールドカップ南米予選で、同胞のウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニが出場停止処分で不在である点にも憂いを漏らした。

「エディ（カバーニ）を出場停止で欠く事実は我々にとっては“敗北”に近しいことであり、誰が彼の代役になるのかは（タバーレス）監督の指示・決定を待つしかない」

ウルグアイ代表は、（現地時間で）3日にパラグアイ代表と、8日には敵地でベネズエラと対戦する予定。