- Campeonato Brasileiro Serie A 2021ブラジル全国選手権 1部 2021
気性の荒かったデイベルソンは三十路を迎えて大人に 思い入れの強いスポルチ戦での活躍を誓う
パウメイラスに戻ってきた30歳のデイベルソンが語った現在の思い
▲ パウメイラスの練習場でボールを追いかけるデイベルソン (写真提供:SE Palmeiras)
「とても嬉しい。パウメイラスに戻って、自分がどう迎えられるかを楽しみにしていたら、想像以上に歓迎してくれたんだ。チームメイトや監督、スタッフ、サポーターとパウメイラスに関わる全員がね。だから今回の帰国にはとても満足しているよ」
かつてのデイベルソンは荒々しい気質が災いして、ピッチ内外で問題を起こしていた。しかし今は「経験を積み、必要としてくれるところで最善を尽くすことが自分の仕事。パウメイラスが勝つために日々努力したい」と真面目な一面を覗かせている。
「私はいつも自分の仕事や考え、意志を信じて生きてきた。その一方で遊び心はいつまでも失いたくないし、向上心も持ち続けているから日々成長したいとも思っている。パウメイラスではリベルタドーレス、コパ・ド・ブラジウ、カンピオナート・パウリスタでタイトルを獲る機会に恵まれた。そして今再びパウメイラスに戻ってきて、ここでサッカーができる幸せを噛みしめているんだ。私はもちろん、チームも日々進化しているから、これからが楽しみだよ」
デイベルソンが2017年に加入して迎えた初戦は、敵地ヘシフィでのスポルチ戦だった。4日の夕方(日本時間では5日未明)に行われるスポルチ戦に向けて、デイベルソンはやる気をみなぎらせている。
「パウメイラスで最初に出させてもらった試合がスポルチ戦だったから、特別な思いがあるし、今週末の試合も非常に重要だ。(ブラジレイロン)セリエAに弱いチームはないから、気を抜かないで戦いたい」
◆ デイベルソン
- 本名:
- デイベルソン・ブルン・シウバ・アコスタ
- 生年月日:
- 1991年5月8日生まれ(30歳)
- 出身:
- ブラジル(リオ・デ・ジャネイロ州リオ・デ・ジャネイロ)
- 身長:
- 187cm
- ポジション:
- フォワード
2011年に20歳で地元のグレミオ・マンガラチベンシの下部組織からトップチームに昇格すると、翌2012年にはベンフィカ(ポルトガル)のBチームに完全移籍。2013年にはCFベレネンセス(ポルトガル)に移籍し、以降ドイツやスペインなどのクラブを渡り歩いた。2017年に完全移籍でパウメイラスに加入すると、センターフォワードとして安定した活躍をみせた。その一方、当時のフェリポン監督から姿勢を注意されるなど言動でしばしばトラブルを起こすことも。2020年にレンタルでヘタフェ(スペイン)に移り、同年にはアラベス(スペイン)にも貸し出されていた。
2021.07.02
当サイトに掲載された文章の著作権は、すべて Goleador に帰属しています。無断での複製・転載・引用など二次利用は固く禁じています。
- サンパウロが3戦目で今季初勝利 完敗のアトレチコ・ゴイアニエンセは開幕3連敗…カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- ウルグアイ代表MFアグスティン・カノービオの独壇場 決勝ゴールを決めるも終了間際にレッドカードカンピオナート・ブラジレイロ 2024
- サウバドールのクラシコ“Ba-Vi”はバイーアがホジェーリオ・セニ監督の采配ズバリで引き分けに持ち込むカンピオナート・ブラジレイロ 2024
- アトレチコが宿敵に快勝 アルゼンチン代表MFマティアス・サラーチョはバイシクルシュートを決めるカンピオナート・ブラジレイロ 2024
- ウルグアイ代表MFニコラス・デ・ラ・クルスの1ゴール1アシストで勝ったフラメンゴが連勝で首位に浮上カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- 熱戦の“ショキ・ヘイ”はパウメイラスが優勢も90分間で決めきれず PK戦を制したサンパウロが優勝スーペルコパ・ヘイ・ジ・2024
- 40歳でブラジルサッカー界での歩みを進める田島翔の自叙伝が発売 皇帝アドリアーノとのエピソードもブラジル関連情報
- キングカズに憧れてプロになった男が40歳になって叶えた夢 王国ブラジルで新たな一歩を踏み出すカンピオナート・パラナエンセ 2023 3部