Campeonato Brasileiro Serie A 2021ブラジル全国選手権 1部 2021

11月13〜14日に各地で行われたカンピオナート・ブラジレイロの第32節。サンパウロ州の州都サンパウロで行われた「サンパウロ×フラメンゴ」は、ミシャエウの2ゴールなどでフラメンゴが圧勝した。

先制点は電光石火で、高い位置でリジエーロからボールを奪い取ったブラジル代表MFアンドレアス・ペレイラがブラジル代表FWブルーノ・エンリーキにパスを出すと、ブルーノ・エンリーキは前方へダイレクトパス。トラップしてペナルティエリアに入った“ガビゴウ”ことブラジル代表FWガブリエウ・バルボーザが、飛び出したキーパーの逆を突くループシュートを左足で決めて先制した。キックオフから23秒後の出来事だった。

続けて3分にはドリブルで左サイドを上がったミシャエウがゴールエリアまで接近してボールを折り返し、ブルーノ・エンリーキが左足でゴールに沈めてフラメンゴが2点をリードした。

一方のサンパウロは9分、高い位置でボールを奪い取ろうとしたU-23アルゼンチン代表FWジョナタン・カレーリが、元ブラジル代表DFダビ・ルイスの右足首をスパイクの裏で削りにいってしまう。VARのオンフィールドレビューで確認した主審は、カレーリに一度出したイエローカードを取り消すと、レッドカードを提示して退場処分とした。2点のビハインドを負っているサンパウロは、早い時間帯に数的不利に陥った。

主導権を握ったフラメンゴは41分、ショートコーナーがクリアされるもルーズボールをペナルティエリアの左側で拾ったミシャエウが、フェイントでシュートコースを作ると右足でゴールネットに突き刺して 3-0 とした。

後半、フラメンゴは54分に相手守護神がクリアしたボールを右サイドで拾ったブルーノ・エンリーキがゴール前に折り返すと、“ガビゴウ”のつま先に当たって流れたボールをミシャエウが左足でゴールに沈めて 4-0 と圧倒した。

これ以上の失点を避けたいサンパウロは、ホジェーリオ・セニ監督も攻撃的な采配ができず完敗。敗れたサンパウロは15位に転落して、再び残留争いに巻き込まれた。

勝ったフラメンゴは、パウメイラスを抜いて再び2位に返り咲いている。

カンピオナート・ブラジレイロ 2021　第32節　（2021/11/14）
サンパウロ	0-4	フラメンゴ
チアゴ・ボウピ	GK	ウーゴ・ソウザ
ジエゴ （ルイス・マヌエル・オレフエーラ） ミランダ レオ ヘイナウド （シャイロン）	DF	マテウジーニョ （ホジネイ） ホドリーゴ・カイオ （グスターボ・エンリーキ） ダビ・ルイス （ブルーノ・ビアーナ） ヘネ
ガブリエウ （ブルーノ・アウベス） リジエーロ イーゴル・ゴメス	MF	ウィリアン・アロン （ロベール・ピリス・ダ・モッタ） アンドレアス・ペレイラ エベルトン・ヒベイロ ミシャエウ
エミリアーノ・リゴーニ （ルシアーノ） ジョナタン・カレーリ マルキーニョス （ビットル・ブエーノ）	FW	ブルーノ・エンリーキ ガブリエウ・バルボーザ （ケネジ）
	ゴール	01　ガブリエウ・バルボーザ 03　ブルーノ・エンリーキ 41　ミシャエウ 54　ミシャエウ
シャイロン	イエロー カード	マテウジーニョ
ジョナタン・カレーリ	レッド カード
ホジェーリオ・セニ	監督	ヘナット・ガウーショ
主審：　レアンドロ・ペドロ・ブアーデン 会場：　エスタジオ・ド・モルンビー　（サンパウロ）