Campeonato Gaúcho 2022カンピオナート・ガウーショ 2022

2月26日に行われる予定だったカンピオナート・ガウーショの第9節。クラシコ「インテルナシオナウ×グレミオ」は、試合前の暴動を理由にグレミオ側が試合開催を拒否して延期となった。

“Gre-Nal（グレナウ）”の愛称で親しまれている前述の試合は現地時間で26日の19時にキックオフ予定だったが、会場のエスタジオ・ベイラ・リオとグアイーバ湖に挟まれたエジバウド・ペレイラ・パイーバ通りでサポーター同士による暴動が発生。両チームのサポーターが石を投げ合ったり、木の棒などで相手サポーターに襲いかかるなどの暴力事件に発展した。

すると一部のコロラド（インテルナシオナウのサポーター）が、スタジアムへ向かっていたリムジンバスめがけて投石に及び、そのバスに乗っていたグレミオの選手団が被害を受けた。パラグアイ代表MFマティアス・ビヤサンティは左目付近に裂傷と出血を負うケガで病院に搬送され、他の選手も投石により割れた窓ガラスの破片で負傷した。

事件を受けて、グレミオは同日の試合を拒否する声明を出し、その結果“Gre-Nal（グレナウ）”は延期となった。代替開催日時は未定。

グレミオのホミウド・ボウザン・ジュニオール会長は、次の声明を出して暴力を全面的に非難した。

「我々の選手団が被害を受けた臆病でばかげた攻撃を受けて、クラシコに臨まない決定を下し、リオ・グランジ・ド・スウ州サッカー連盟に通知した。現時点で確認されたのは、ビヤサンティが投石により顔面を負傷したことや、他にも負傷者が出ていることだ。グレミオの今日の決定は、あらゆる形の暴力を否認する明確な意思表示だ」

カンピオナート・ガウーショ 2022　第9節　（2022/02/26）
インテルナシオナウ	延期	グレミオ
アレキサンデル・メディーナ	監督	ホージェル・マシャード
会期：　2022年2月26日 19:00〜 会場：　エスタジオ・ベイラ・リオ　（ポルト・アレグレ）