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本当に死者はゼロなのか? 州知事は政治生命を賭ける発言 「死者が判明した場合は辞任する」
ケレタロ州知事のマウリシオ・クリ・ゴンサーレス氏が5日の暴動による死者は出ていないと改めて強調
▲ 5日の暴動で死者は出ていないと改めて強調したケレタロ州知事のマウリシオ・クリ・ゴンサーレス氏(写真提供:facebook)
3月5日にケレタロで発生したスタジアムでの暴動では、地元当局の発表では死者はいないとしている一方で、TV Azteca のジャーナリストは17人の死亡があったとの報道するなど、死者の有無に関する情報が錯綜している。
同知事は、ハリスコ州知事のエンリケ・アルファーロ氏と連絡を取り合っていることを明かし、同氏から行方不明者の報告はないとの情報を受けたと説明。その上で、前述のスタジアム内暴動で死者は出ていないと強調した。
「ケレタロには確かな機関があり、検察、司法、行政が連携して、当時の暴動に関しても正確な情報を共有している。死者を隠す方法などないし、私も映像を確認した時点では死者が出たかと思ったが、実際には死者は出なかった。これは神に感謝する以外にない」
同知事は、先の暴動で病院に搬送された負傷者26人のうち、25人が退院済みと説明。残る一人は入院中ながらも快方に向かっていると話した。
そして、証拠となる映像や写真などを捜査機関が確認したことや、被害者全員の身元を特定して死者はいないと繰り返し述べた。その上で、「万が一、あの暴動による死者が判明した場合は、知事を辞任する」とまで断言。自身の政治生命を賭しての発言ともとれるが、果たして真実は?
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2022.03.13
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