Campeonato Paulista 2022カンピオナート・パウリスタ 2022

4月3日に行われたカンピオナート・パウリスタの決勝 1st.Leg。サンパウロ州の州都サンパウロで行われたクラシコ「パウメイラス×サンパウロ」は、パウメイラスが圧勝してタイトルを手にした。

1st.Leg を 1-3 で落としているパウメイラスは7分にダニーロが右足でシュートを打つと、ペナルティエリアでエデルのハンドがあったと主張。主審はVARのオンフィールドレビューで確認したが、エデルの右腕は上半身にくっついていて意図的ではなかったとして、パウメイラスの主張を退けた。

それでもパウメイラスは21分、ショートコーナーからマルコス・ホッシャが上げたクロスに、ダニーロがヘディングで合わせて先制。これで2試合合計スコアは 2-3 と、パウメイラスが1点差に詰め寄った。

そして27分には、右からのクロスが相手に当たるも、セカンドボールをペナルティエリアでトラップしたゼ・ハファエウが右足でファーサイドのポストの内側に当てるシュートを決めて、これで2試合合計スコアは 3-3 のタイになった。

後半、パウメイラスは立ち上がりに2試合合計スコアを逆転する。47分、右サイドでボールを持ったドゥドゥがフェイントを交えたドリブルでゆっくり前進すると、ペナルティエリアの右端からグラウンダーのクロスを供給。ニアに駆け込んだハファエウ・ベイガがスライディングで合わせてゴールに流し込み 3-0 とした。これで2試合合計スコアは 4-3 と、パウメイラスの1点リードに替わった。

サンパウロも決定機は演出できていたものの、相手の好守もあって反撃の糸口をつかめない。対照的にパウメイラスは、80分にトドメのゴールを決める。ペナルティエリアでボールをキープしたエクアドル代表DFロベール・アルボレーダにガブリエウ・ベロンが接近すると、アルボレーダがイゴール・ゴメスに渡したボールを背後からゼ・ハファエウが奪い取る。ゼ・ハファエウは左サイドへ流れると、ペナルティエリアの外に戻ったガブリエウ・ベロンにパス。ガブリエウ・ベロンが右足でペナルティエリアに入ったハファエウ・ベイガにボールを預けると、ハファエウ・ベイガが左足でゴールに流し込んで 4-0 とした。

ここから2点が必要になったサンパウロは、89分にウェズレイへのファウルで元ブラジル代表DFハフィーニャが退場処分となるなどで、最後までゴールを奪えず完敗を喫した。

パウメイラスの州選手権優勝は、2年ぶり24度目。

カンピオナート・パウリスタ 2022　決勝 1st.Leg　（2022/04/03）
パウメイラス	4-0	サンパウロ
ウェベルトン	GK	ジャンドレイ
マルコス・ホッシャ グスターボ・ゴメス ムリーロ ホアキン・ピケレス （ジョルジ）	DF	ハフィーニャ ジエゴ レオ ウェリントン （ロベール・アルボレーダ）
ダニーロ ゼ・ハファエウ ハファエウ・ベイガ グスターボ・スカルパ （ウェズレイ）	MF	パブロ・マイア ホドリーゴ・ネストル （ニコン） イゴール・ゴメス アリソン （パトリッキ）
ドゥドゥ （マイキ） ホニ （ガブリエウ・ベロン）	FW	エデル （ルシアーノ） ジョナタン・カレーリ
ダニーロ　21 ゼ・ハファエウ　27 ハファエウ・ベイガ　47 ハファエウ・ベイガ　80	ゴール
グスターボ・ゴメス ハファエウ・ベイガ ウェズレイ	イエロー カード	ルアン ルシアーノ
	レッド カード	ハフィーニャ
アベル・フェレイラ	監督	ホジェーリオ・セニ
主審：　ハファエウ・クラウス 会場：　アリアンツ・パルキ　（サンパウロ）