CONMEBOL Libertadores 2024コンメボル・リベルタドーレス 2024

10月29〜30日に行われたコンメボル・リベルタドーレスの準決勝 2nd.Leg。ウルグアイの首都モンテビデオで行われた「ペニャロール × ボタフォゴ」は、ペニャロールが勝利。だが 1st.Leg での5点差が決め手となって、ボタフォゴの決勝進出が決まった。

この試合は元々モンテビデオのエスタディオ・カンペオン・デル・シグロで行われる予定だったが、前夜にペニャロールのサポーターによるボタフォゴ代表団が乗るバスへの投石事件があったため、CONMEBOL（南米サッカー連盟）は急遽エスタディオ・センテナリオに会場変更をすると発表した。

1st.Leg を 0-5 で大敗しているペニャロールは31分、レオ・フェルナンデスからのパスをミドルレンジで受けたハイメ・バエスが、ゴールまで約28mの距離から右足を振り抜いてゴールネットに突き刺して先制した。

ところが、ペニャロールは前半終了のタイムアップが鳴った直後に退場者を出してしまう。ロッカールームへ引き揚げようと味方に近づいたGKジョンの右足の甲を、背後からGKワシントン・アゲーレがスパイクの裏で故意に踏みつけた。ジョンが右足を抑えて転倒すると、主審は迷わずワシントン・アゲーレにレッドカードを提示。ペニャロールのイレブンは主審に詰め寄って抗議したが判定は変わらず、ペニャロールは数的不利になって後半に臨む羽目になった。

しかし一人少ないペニャロールは相手に主導権を譲らず、積極的な試合運びをみせた。すると66分、素早いリスタートからペナルティエリアまでボールを運ぶと、ハイメ・バエスがペナルティアークの手前まで下がりながらシュートコースを作り右足でゴールに流し込んで 2-0 とした。

ボタフォゴは79分にカウンターで決定機を演出したが、キーパーと1対1になって放ったマルロン・フレイタスのシュートはキーパーに弾き出されてしまう。それでも88分、自陣からのフィードを左サイドで受けたアルゼンチン代表MFティアゴ・アルマーダがドリブルで一人を振り切ってカウンターに転じると、右をフリーで併走したマルロン・フレイタスにパス。ペナルティエリアに達したマルロン・フレイタスはキーパーを引きつけてシュートでなくパスを選択し、ティアゴ・アルマーダが右足でゴールに流し込んだ。

ペニャロールは89分にロドリーゴ・ペレスが最終ラインの裏へボールを浮かせると、キーパーと1対1になったファクンド・バティスタが右足でトラップしたボールを右足でゴールに流し込んだ。しかし残り少ない時間であと3点を奪う余裕は残されていなかった。

この結果、今年の決勝は「アトレチコ・ミネイロ vs ボタフォゴ」に決定。ブラジル勢同士の決勝は2年ぶりだ。

コンメボル・リベルタドーレス 2024 準決勝 2nd.Leg　（2024/10/30）
ペニャロール （ウルグアイ）	3-1	ボタフォゴ （ブラジル）
ワシントン・アゲーレ	GK	ジョン
ペドロ・ミランス （フェリペ・アベナッティ） ハビエル・メンデス グスマン・ロドリゲス マキシミリアーノ・オリベーラ （ルーカス・エルナンデス）	DF	ビチーニョ （マテオ・ポンテ ） バストス  （アラン） アドリエウソン アレックス・テリス
ダミアン・ガルシア （ギジェルモ・デ・アモーレス） ロドリーゴ・ペレス レオナルド・フェルナンデス ハイメ・バエス	MF	ダニーロ・バルボーザ マルロン・フレイタス チェ・チェ （エドゥアルド） ジェフェルソン・サバリーノ  （アレキサンデル・バルボーサ ）
マキシミリアーノ・シルベーラ （ファクンド・バティスタ） レオナルド・セケイラ （イグナシオ・ソサ）	FW	チキーニョ・ソアーレス マテウス・マルチンス （ティアゴ・アルマーダ ）
ハイメ・バエス　31 ハイメ・バエス　66 ファクンド・バティスタ　89	ゴール	88　ティアゴ・アルマーダ
イグナシオ・ソサ	イエロー カード	バストス  マテウス・マルチンス ビチーニョ ティアゴ・アルマーダ
ワシントン・アゲーレ	レッド カード	マテオ・ポンテ
ディエゴ・アギーレ	監督	アルトゥール・ジョルジェ
主審：　ピエロ・マサ　（チリ ） 会場：　エスタディオ・センテナリオ　（モンテビデオ ）