- Campeonato Brasileiro Serie B 2024ブラジル全国選手権 2部 2024
キングカズの古巣対決を制した名門サントス 屈辱の初降格から1年でセリエA昇格を果たす
カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB 2024 第36節 コリチーバ 0-2 サントス
▲ 41分に直接フリーキックを決めたベネズエラ代表MFロムロ・オテーロ(左)はハイネル(右)と並び座ってテレビゲームでもしているかのようなパフォーマンスを披露(写真提供:AGIF)
両チームはともに、“キングカズ”こと元日本代表FW三浦知良がかつて所属した古巣。カズは1986年と1990年にサントスに所属し、1989年にはコリチーバにも所属していた。
互いにチャンスメイクした序盤、サントスは20分に相手陣内の中央でパスを受けたジュリアーノが前進しながらペナルティエリアへボールを送ると、そこへ駆け込んだウェンデウ・シウバが左足でゴールに流し込んで先制した。
▲ 試合後にスタンドのサポーターとともに記念撮影に興じるサントスの選手たち(写真提供:Santos FC)
後半はコリチーバが68分に攻め込んだホビソンのシュートをキーパーがキャッチしたのが見せ場だったくらいで、タイムアップ。一昨年末に逝去した王様ペレ氏を筆頭に、キングカズ、ホビーニョ氏、ネイマールと名手を輩出してきた名門は、わずか1年でのセリエA復帰を果たした。
試合後、インタビューに応じたジョアン・バッソは「言葉では言い表せないほどの幸福。全員がサントスをセリエAへ戻すことに集中していた。セリエAにはサントスが必要だ。苦しみは終わり、祝うときが来た」とコメント。
▲ 試合後のインタビューで昇格の喜びを語った元Jリーガーのジョアン・シミッチ(写真提供:TV Globo)
(11月11日現在で)今季10ゴールを決めているギリェルミは「とても幸せです。歴史を作る喜びに包まれている。なんとうれしいことだろう。私にとって夢であり、名誉と喜びでもある。ペレの御加護もあったでしょう。本当に難しいシーズンだった。神に栄光あれ! サポーターにも感謝したい。ただ、スタッフやフロントらは一喜一憂しておらず、地に足をつけてタイトル(セリエB優勝)を目指している」と述べた。
カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB 2024 第36節 (2024/11/11) | ||
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コリチーバ | 0-2 | サントス |
ペドロ・モリスコ | GK | ガブリエウ・ブラゾン |
ナタナエウ マルセーロ・ベネベヌート ブルーノ・メロ ジャメルソン (ホドリーゴ・ジェラード) |
DF |
アイネル ジョアン・バッソ ジウ (ルーカス・ペリス) ゴンサーロ・エスコバル |
ゼ・ガブリエウ ジェオバーニ・メウレル (エンリーキ・メロ) ジョズエ (アレフィ・マンガ) |
MF |
ジョアン・シミッチ サンドリ ジュリアーノ (ウィリアン) |
ルーカス・ホニエル ジュニオール・ブルマード (ホビソン) マテウス・フリッゾ (ブランドン) |
FW |
ロムロ・オテーロ (イグナシオ・ラキンターナ ) ギリェルミ (パトリッキ) ウェンデウ・シウバ (フリオ・フルチ ) |
ゴール |
20 ウェンデウ・シウバ 41 ロムロ・オテーロ |
|
マルセーロ・ベネベヌート | イエロー カード |
ウェンデウ・シウバ サンドリ |
ジョルジーニョ | 監督 | ファービオ・カリーリ |
主審: グスターボ・エルビーノ・バウエルマン 会場: エスタジオ・コウト・ペレイラ (クリチーバ) |
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2024.11.11
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