- CONMEBOL Libertadores 2024コンメボル・リベルタドーレス 2024
本田圭佑の古巣ボタフォゴが一発勝負を制し創立121年目で初の南米王者に クラブワールドカップにも参戦
コンメボル・リベルタドーレス 2024 決勝 アトレチコ・ミネイロ 1-3 ボタフォゴ
▲ 35分に先制ゴールを決めたブラジル代表MFルイス・エンリーキ(右)(写真提供:Getty Images)
ブラジル勢同士の対決になった試合は、キックオフ直後に退場者が出る波乱の幕開けとなった。高く跳ねたボールに対して右足を高く上げたグレゴーリが、ヘディングで処理しようとしたファウスト・ベラの側頭部をスパイクの裏で蹴り倒す形になった。キックオフの29秒後に起こったこのファウルに対し、主審はグレゴーリにレッドカードを出してボタフォゴは数的不利に陥った。
数的有利のアトレチコ・ミネイロは8分に元Jリーガーのブラジル代表FWフゥキが左足でミドルシュートを放つと、アトレチコはその後も10分、24分とチャンスメイクした。だが先制したのは一人少ないボタフォゴで、35分に左サイドを崩すと、マルロン・フレイタスのシュートのこぼれ球をルイス・エンリーキが左足でゴールに流し込んだ。
▲ 終了間際にダメ押しのゴールを決めたジュニオール・サントス。上半身裸になったことでこのあとイエローカードを受けたのはご愛嬌(写真提供:AFP)
後半、アトレチコ・ミネイロは開始直後の47分にフゥキのコーナーキックにチリ代表FWエドゥアルド・バルガスが頭で合わせて1点差に詰め寄った。63分には右サイドからカットインしてペナルティエリアの手前で左足を振り抜いたが、枠を捉えたボールはキーパーに弾き出されて同点にはできなかった。
アトレチコ・ミネイロにあh86分にも決定機が訪れた。しかしマリアーノからのスルーパスでキーパーと1対1になったエドゥアルド・バルガスのボレーシュートはわずかに浮いてしまい、バルガスは顔を覆って悔しがった。
バルガスはその2分後にも決定機でフィニッシュに持ち込んだが、再びシュートが浮いてしまい、この場面ではピッチサイドでガブリエル・ミリート監督も両手で顔を覆って悔しがった。
▲ 表彰式で喜びを爆発させたボタフォゴの選手たち(写真提供:AFP)
元日本代表MF本田圭佑の古巣でもあるボタフォゴは、創立121年目にして初めてリベルタドーレスを制して南米王者に輝いた。ボタフォゴには2025年6月にアメリカで開催されるFIFAクラブワールドカップ2025の出場権が与えられた。
ちなみに規模が拡大する2025年のFIFAクラブワールドカップには、南米からはパウメイラス、フラメンゴ、フルミネンセ、リーベル・プレート、ボカ・ジュニオルスも出場することになっている。
コンメボル・リベルタドーレス 2024 決勝 (2024/11/30) | ||
---|---|---|
アトレチコ・ミネイロ (ブラジル) |
1-3 | ボタフォゴ (ブラジル) |
エベルソン | GK | ジョン |
リアンコ (マリアーノ) ロドリーゴ・バタグリア ジュニオール・アロンソ |
DF |
ビチーニョ アドリエウソン アレキサンデル・バルボーサ アレックス・テリス (マルサウ) |
ファウスト・ベラ (ベルナール) アラン・フランコ グスターボ・スカルパ (エドゥアルド・バルガス) ギリェルミ・アラーナ |
MF |
マルロン・フレイタス グレゴーリ ルイス・エンリーキ (マテウス・マルチンス) ジェフェルソン・サバリーノ (ダニーロ・バルボーザ) ティアゴ・アルマーダ (ジュニオール・サントス) |
フゥキ デイベルソン (アラン・カルデッキ) パウリーニョ |
FW |
イーゴル・ジェズス (アラン) |
エドゥアルド・バルガス 47 | ゴール |
35 ルイス・エンリーキ 44 アレックス・テリス(PK) 90+7 ジュニオール・サントス |
リアンコ ロドリーゴ・バタグリア ファウスト・ベラ フゥキ |
イエロー カード |
アレックス・テリス ビチーニョ ティアゴ・アルマーダ イーゴル・ジェズス ジュニオール・サントス |
レッド カード |
グレゴーリ | |
ガブリエル・ミリート | 監督 | アルトゥール・ジョルジェ |
主審: ファクンド・テージョ (アルゼンチン ) 会場: エル・モヌメンタル (ブエノスアイレス ) |
2024.11.30
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