Campeonato Brasileiro Serie A 2024ブラジル全国選手権 1部 2024

12月4〜5日に行われたカンピオナート・ブラジレイロの第37節。ミナス・ジェライス州の州都ベロ・オリゾンチで行われた「クルゼイロ×パウメイラス」は、パウメイラスが逆転勝利を収めた。

優勝争いに踏みとどまるには勝ち点3が欲しいパウメイラスは、4分に17歳のブラジル代表FWエステバンがシュートに持ち込むと、8分にはブラジル代表MFハファエウ・ベイガがペナルティエリアで右足を振り抜いてチャンスメイク。対するクルゼイロは22分にカウンターでウィリアンが出したスルーパスでラウターロ・ディアスがキーパーと1対1になり、右足でのシュートはキーパーに阻まれたが反撃に出た。

24分、27分と立て続けに決定機を演出したパウメイラスは、32分にはコロンビア代表MFリチャール・リオスガペナルティエリアの手前から右足でシュート。34分にはハファエウ・ベイガが右サイドのペナルティエリア付近から左足で直接フリーキックを放って、相手ゴールを脅かした。

ところが、エンドの替わった後半に先制したのはクルゼイロだった。52分、カウンターで左サイドをオーバーラップしたマルロンがペナルティエリアにボールを折り返すと、マテウス・ペレイラが左足で合わせてゴール隅に流し込んだ。

追いかける形になったパウメイラスは攻勢を強めていった。すると61分、右サイドで3人に囲まれながらもボールを奪われずドリブルで前進したリチャール・リオスがエステバンとのワンツーで押し上げると、ゴール前に折り返す振りをしてペナルティアークの手前にパス。トラップしたマウリシオが左足でシュートを打つと、ボールはキャッチを試みたキーパーの脇をすり抜けてゴールネットを揺らした。

追いついたパウメイラスが逆転したのは90分。右サイドのペナルティエリア付近でセットプレイを得ると、エステバンが左足で直接フリーキックを決めた。壁を越えてカーブをかけ、元ブラジル代表GKカッシオの右手が届かないところへ蹴り込んだ丁寧かつ綺麗なフリーキックだった。

パウメイラスは勝って今季の2位以内が確定したが、同時刻の試合で首位ボタフォゴも勝ったため、次の最終節でパウメイラスが優勝する条件は「勝ったうえで、ボタフォゴの敗北に期待する」しかない。

カンピオナート・ブラジレイロ 2024　第37節　（2024/12/04）
クルゼイロ	1-2	パウメイラス
カッシオ	GK	ウェベルトン
ウィリアン ジョアン・マルセーロ ゼ・イバウド マルロン	DF	ジャイ （マイキ） ビットル・ヘイス ムリーロ バンデルラン （カイオ・パウリスタ）
ルーカス・シウバ ハミーロ マテウス・ペレイラ （ビチーニョ） ジャパ （ファブリシオ・ペラルタ） ガブリエウ・ベロン （カイキ・ケンジ）	MF	アニーバル・モレーノ  （ガブリエウ・メニーノ） リチャール・リオス  ハファエウ・ベイガ （ラザロ）
ラウターロ・ディアス （テビス・ガブリエウ）	FW	エステバン フェリッピ・アンデルソン （マウリシオ） ホセ・マヌエル・ロペス
マテウス・ペレイラ　52	ゴール	61　マウリシオ 90　エステバン
ゼ・イバウド マルロン アンデルソン	イエロー カード
フェルナンド・ジーニス	監督	アベル・フェレイラ
主審：　アンデルソン・ダロンコ 会場：　エスタジオ・ド・ミネイロン　（ベロ・オリゾンチ）