Campeonato Paulista 2025カンピオナート・パウリスタ 2025

2月11〜13日に行われたカンピオナート・パウリスタの第9節。サンパウロ州の州都サンパウロで行われたクラシコ「コリンチャンス×サントス」は、イウリ・アウベルトの2ゴールでコリンチャンスが接戦を制した。

“イタケロン”の愛称で親しまれているネオ・キミカ・アレーナにはこの日、48,169人が詰めかけて同スタジアムの観客動員数を更新。それまでは、2023年コパ・ド・ブラジウの準決勝（サンパウロ戦）での46,517が最高記録だった。

試合は、ホームのコリンチャンスが観客動員数の記録更新に華を添える結果を生み出した。サントスは12分に元鹿島アントラーズのジエゴ・ピトゥーカが左足でミドルシュートを放ったが、枠を捉えたボールはキーパーに両手で弾き出されてしまう。対するコリンチャンスは17分、ベネズエラ代表MFホセ・アンドレス・マルティネスが右サイドから上げたクロスにイウリ・アウベルトが左足のアウトサイドキックで合わせてゴール隅に流し込み、スタンドの大歓声を誘った。

サントスは27分にブラジル代表FWネイマールが右足でゴールを狙うも、キーパーに弾き返されて追いつけない。一方のコリンチャンスは44分、アルゼンチン代表MFロドリーゴ・ガロのフィードで最終ラインの裏へ飛び出たオランダ代表FWメンフィス・デパイが、胸でボールをトラップしてキーパーを引きつけたうえで右足のアウトサイドでパス。イウリ・アウベルトが頭で無人のゴールに押し込んで 2-0 と突き放した。

後半、追いかけるサントスはネイマールが66分までプレイし、個人技で何度か見せ場を作ったものの、ベンチに下がるときにはスタンドを埋めたコリンチャーノ（コリンチャンスのサポーター）による猛烈なブーイングを浴びた。それでもネイマールは四方八方に拍手を贈ってピッチを去った。

サントスは79分、ゴンサーロ・エスコバルが左サイドから上げたクロスに、得点ランキングトップのギリェルミが頭で合わせて一矢を報いるも、あと1点が遠かった。

この結果、勝ったコリンチャンスは準々決勝進出一番乗りを果たした。一方、敗れたサントスはグループBで3位に位置している。

カンピオナート・パウリスタ 2025　第9節　（2025/02/12）
コリンチャンス	2-1	サントス
ウーゴ・ソウザ	GK	ガブリエウ・ブラゾン
マテウジーニョ （レオ・マナー） アンドレ・ハマーリョ ジョアン・ペドロ ウーゴ	DF	ゼ・イバウド ジョアン・バーゾ （ジョアン・ペドロ・シェルモンチ） ルアン・ペリス
ハニエーリ （アレックス・サンターナ） ホセ・アンドレス・マルティネス （ヒアン） アンドレ・カリージョ ロドリーゴ・ガロ （タリス・マギノ）	MF	トマス・リンコン  （ジョアン・シミッチ） ジエゴ・ピトゥーカ （ガブリエウ・ボンテンポ） レオナルド・ゴドイ  （ゴンサーロ・エスコバル ） ネイマール （ジェフェルソン・ソテルド ） タシアーノ
メンフィス・デパイ （アンヘル・ロメーロ） イウリ・アウベルト	FW	ギリェルミ チキーニョ・ソアーレス
イウリ・アウベルト　17 イウリ・アウベルト　44	ゴール	79　ギリェルミ
マテウジーニョ ハニエーリ ヒアン ジョアン・ペドロ アンドレ・ハマーリョ	イエロー カード	ルアン・ペリス チキーニョ・ソアーレス ゼ・イバウド
ラモン・ディアス	監督	ペドロ・カイシーニャ
主審：　エジーナ・アウベス・バチスタ 会場：　ネオ・キミカ・アレーナ　（サンパウロ）