
- Campeonato Brasileiro Serie A 2025ブラジル全国選手権 1部 2025

元Jリーガーの“フッキ”が覚えた憤り 対戦相手の鶏パフォーマンスは我々への挑発と批判
元Jリーガーのブラジル代表FWフゥキが試合中に煽ったゼ・イバウドのゴールパフォーマンスを公然と批判

▲ 試合後のインタビューでブラジル代表FWフゥキはゼ・イバウドのゴールパフォーマンスを公然と批判した(写真提供:TV Globo)
この試合では ブラジル代表FWネイマールが約12年ぶりにブラジレイロンでスタメン出場を果たしたが、ネイマールは30分頃に左足の負傷によりピッチを去る羽目になった。それまでの間にサントスは2点を先行したが、このうち24分に先制ゴールを決めたゼ・イバウドのゴールパフォーマンスが物議を醸した。
サントスは24分にコーナーキックのこぼれ球に反応したゼ・イバウドが、ペナルティエリアで右足を振り抜いてゴールを陥れた。するとゼ・イバウドは、両腕を引き締めながら両肘を左右に動かすパフォーマンスを披露。アトレチコ・ミネイロの愛称はガロ(ポルトガル語で「雄鶏」)で、ゼ・イバウドは鶏のパフォーマンスをすることで対戦相手を挑発したとされる。

▲ ゼ・イバウドが先制ゴールを決めた直後に披露した鶏のようなパフォーマンス(写真提供:TV Globo)
「良いプレイをしてファンを魅了するのが我々選手の仕事だ。私は見ていないが、先制点でゼ・イバウドは鶏のようなパフォーマンスをしたそうだ。そのようなことに及ぶのは“小物”だ。ゴールを決めたことに興奮するのは問題ないが、過剰に対戦相手を刺激すべきではない」
アトレチコ・ミネイロは今季、4試合を消化して2分2敗と未勝利で下位に低迷している。チーム状況との兼ね合いも踏まえて、フゥキの怒りが高まったかもしれない。
◆ フゥキ (フッキ)
- 本名:
- ジバニウド・ビエイラ・ジ・ソウザ
- 生年月日:
- 1986年7月25日生まれ()
- 出身:
- ブラジル(パライーバ州カンピーナ・グランジ)
- 身長:
- 180cm
- ポジション:
- フォワード
2004年にビットーリアの下部組織からトップチームに昇格したが、2試合しか出場せず。当時は左サイドバックとして起用されたほか、中盤や右ウイングなどでも試される選手だった。2005年に期限付き移籍で川崎フロンターレに加入すると、出場機会こそ少ないながらも結果を出して翌年には完全移籍で加入。フロンターレからのレンタルで加入したコンサドーレ札幌でゴールを量産すると、翌2007年には東京ヴェルディでも37ゴールを叩き出してJ1昇格の原動力に。2008年に日本を離れると、FCポルト(ポルトガル)やゼニト・サンクトペテルブルク(ロシア)と欧州でもゴールを量産。2016年には上海上港(中国)にも渡った。2020年12月に契約満了で上海上港を退団後はフリーだったが、翌月末にアトレチコ・ミネイロへの移籍が決定。登録名の「フッキ」とは本人が幼少期に愛読していた超人ハルクの主人公ハルク(Hulk)で、母親が名付けたニックネーム。Jリーグでは「フッキ」と呼ばれたが、ブラジル・ポルトガル語では(直後に母音がないときの)Lをウ発音するため、当サイトでは「フゥキ」と表記する。ブラジル代表。
2025.04.16
当サイトに掲載された文章の著作権は、すべて Goleador に帰属しています。無断での複製・転載・引用など二次利用は固く禁じています。
- VARチェックの結果認定されたビットル・ホッキのゴールでクラシコを制したパウメイラスが首位を堅守カンピオナート・ブラジレイロ 2025
- ウルグアイ代表MFジョルジアン・デ・アラスカエータのヘディングシュートで勝ったフラメンゴが2位に浮上カンピオナート・ブラジレイロ 2025
- 麻雀との二刀流・田島翔がブラジルで引退試合を開催へ 現地では14歳のブラジル挑戦も手厚くサポートブラジル関連情報
- 相手のミスに乗じてのゴールが決勝点 接戦を制したパウメイラスは首位に返り咲くカンピオナート・ブラジレイロ 2025
- ブラジル代表FWペドロの2ゴール1アシストなどで快勝したフラメンゴが首位に返り咲くカンピオナート・ブラジレイロ 2025
- リードを守り抜いたパウメイラスが首位に浮上 フォルタレーザは終了間際のPKを決めきれず惜敗カンピオナート・ブラジレイロ 2025
- 40歳でブラジルサッカー界での歩みを進める田島翔の自叙伝が発売 皇帝アドリアーノとのエピソードもブラジル関連情報
- キングカズに憧れてプロになった男が40歳になって叶えた夢 王国ブラジルで新たな一歩を踏み出すカンピオナート・パラナエンセ 2023 3部