- Campeonato Brasileiro Serie A 2017ブラジル全国選手権 1部 2017
レッドカードの理由は“アナル責め” 南米では過去にもコパ・アメリカで同様の手口が
残留を賭けた重要な一戦で発生した由々しきセクハラの話
▲ サンティアゴ・トレージェス(22番)の臀部にホドリーゴ(左)の右手が忍び寄るシーン
愚行が発生したのは、26日にサンパウロ州カンピナスで行われた第37節「ポンチ・プレッタ vs ビットーリア」の前半19分。サンティアゴ・トレージェスのマークについていたホドリーゴが、背後からトレージェスの下半身に右手を伸ばして股間をまさぐった。やられたトレージェスは逃げるように少し離れたが、ホドリーゴは接近するとなお触手を伸ばした。同選手の右手中指はトレージェスの肛門を捕らえているようだった。
すると、その様子を目視していた第4審判から報告を受けた主審は、ホドリーゴを指さして躊躇なくレッドカードを提示。ホドリーゴは主審に駆け寄ってジャッジの理由を執拗に問い詰めたが、ポンチ・プレッタのイレブンに囲まれても主審はジャッジを変えなかった。この結果、早い時間帯に数的不利に陥ったポンチ・プレッタは、直後にMFレオ・アルトゥールを下げてDFマルロンを投入。戦略プランの変更を余儀なくされた上に、後半の逆転を許してしまうこととなった。
▲ 2015年のコパ・アメリカの準決勝での試合中に、チリ代表DFゴンサーロ・ハラがウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニの肛門に指を入れた瞬間
ちなみに、ホドリーゴはこの試合で左腕にキャプテンマークを着けていた。残留に向けて勝利にこだわっているチームのキャプテンが、試合中に「アナル責め」のハラスメントに及ぶようでは降格も“さもありなん”といったところか。
南米では2015年にチリで行われたコパ・アメリカの準決勝「チリ vs ウルグアイ」で、チリ代表DFゴンサーロ・ハラがウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニの肛門に指を入れる嫌がらせを行って、カバーニの退場(誤審)を誘発したこともあった。由々しきことだが、南米ではこうした嫌がらせが試合中に散見される。
【関連記事】
・ 終盤に逆転されて激怒した観客の暴徒化で中断 ポンチ・プレッタが4年ぶりに降格
・ カバーニが退場に至った原因は性的嫌がらせ ハラは2年前にもスアーレスの股間を触る
2017.11.26
当サイトに掲載された文章の著作権は、すべて Goleador に帰属しています。無断での複製・転載・引用など二次利用は固く禁じています。
- セボリーニャ、ペドロ、アラスカエータ、ガビゴウと攻撃陣の躍動でフラメンゴがバスコに圧勝カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- 元U-21スペイン代表DFウーゴ・マージョのゴールでインテルナシオナウがクイアバーに競り勝つカンピオナート・ブラジレイロ 2024
- ブラジレイロン再開 ポルト・アレグレで試合ができないグレミオはコリチーバのスタジアムで敗北カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- ブラジレイロンは6月から再開へ グレミオとインテルナシオナウのホームスタジアムは引き続き使えずカンピオナート・ブラジレイロ 2024
- 15クラブと連盟からの要請を受けてCBFが決定 ブラジレイロンの第7節と第8節は来月以降に順延へカンピオナート・ブラジレイロ 2024
- 未曾有の大洪水で公平なリーグ戦は不可能 グレミオ、ボタフォゴらが今シーズンの即時中止を要請カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- 洪水被害は甚大 ピッチが黄土色に変色したスタジアムの様子をインテルナシオナウが画像で公開カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- 元セレッソ大阪のパブロが直接フリーキックを決める 勝ったアトレチコ・パラナエンセは首位に浮上カンピオナート・ブラジレイロ 2024
- 40歳でブラジルサッカー界での歩みを進める田島翔の自叙伝が発売 皇帝アドリアーノとのエピソードもブラジル関連情報
- キングカズに憧れてプロになった男が40歳になって叶えた夢 王国ブラジルで新たな一歩を踏み出すカンピオナート・パラナエンセ 2023 3部