
- Copa Libertadores 2014コパ・リベルタドーレス 2014

W杯決勝の舞台で先手を取れなかったフラメンゴがグループリーグ敗退
コパ・リベルタドーレス 2014 グループリーグ第6節 フラメンゴ 2-3 レオン

▲ 失意の表情で立ち尽くすGKフェリッピ(左)と膝をついて肩を落とすサミール(右)
試合は21分にセットプレイからレオンが先制。左サイドからのフリーキックをアリサーラがヘディングでゴールに押し込んだ。勝たなければならないフラメンゴは、29分にレオナルド・モウラのフリーキックに頭で合わせたアンドレ・サントスのゴールで追いつく。ところがレオンは追いつかれた1分後にボセーリのヘディングシュートがクロスバーに当たってゴールを割り、再びリードする。しかし追いすがるフラメンゴは、34分にエベルトンのクロスでゴール前に飛び込んだアレキサンドロのシュートが、近くにいた相手選手の膝に当たってゴールに吸い込まれて再びスコアをタイに戻した。
レオンが二度握りかけた主導権を、フラメンゴが二度引き戻す。そんな前半の点の取り合いであった。
2-2 で折り返した後半は両者の攻撃が激しさを増す。相手陣内でボールを回す時間帯が長かったのはフラメンゴだったが、堅い守備からのカウンターに戦術を絞ったレオンのほうが試合巧者であった。相手よりも決定的なシーンを数多く作ったレオンの攻撃は、83分に実を結ぶ。
カウンターで前線にいたエリーアス・エルナンデスが最終ラインを突破してペナルティエリアに侵入。右足を振り抜いたシュートは当たり損ないになったが、これが逆に功を奏してペナルティエリアの左側にいた味方へのアシストとなった。カルロス・ペーニャは左足でゴールに流し込み、レオンが三度勝ち越しに成功した。
3-2 での勝利を目論んでいたフラメンゴにとって、83分という時間帯に献上した失点はあまりにも重かった。時間の経過とともにフラメンゴのイレブンは戦意を失い、無駄なボールキープの時間が増えるばかり。引いて守る相手の守備を崩しきれず敗れ、グループリーグ敗退が決まった。
勝ったレオンはグループ2位で決勝トーナメント進出を果たしている。
コパ・リベルタドーレス 2014 グループリーグ第6節 (2014/04/09) | ||
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フラメンゴ (ブラジル) |
2-3 | レオン (メキシコ) |
フェリッピ | GK | ウィリアン・ジャルブロウ |
レオナルド・モウラ ワラシ サミール アンドレ・サントス (ネゲーバ) |
DF |
ジョニー・マガジョン ラファエル・マルケス イグナシオ・ゴンサーレス エドウィン・エルナンデス |
アマラウ ムラーリャ エラーノ (ガブリエウ) エベルトン |
MF |
ガージョ・バスケス カルロス・ペーニャ ルイス・モンテス エリーアス・エルナンデス (ファン・ピネーダ) |
パウリーニョ (ニクソン) アレキサンドロ |
FW |
フランコ・アリサーラ (ルイス・デルガード) マウロ・ボセーリ |
アンドレ・サントス 29 アレキサンドロ 34 |
ゴール |
21 フランコ・アリサーラ 30 マウロ・ボセーリ 83 カルロス・ペーニャ |
アンドレ・サントス アマラウ ネゲーバ |
イエロー カード |
ラファエル・マルケス イグナシオ・ゴンサーレス ルイス・モンテス マウロ・ボセーリ |
ジャイミ・ジ・アウメイダ | 監督 | グスターボ・マトーサ |
主審: ディエゴ・アバル (ブラジル) 会場: エスタジオ・ド・マラカナン (リオ・デ・ジャネイロ) |
2014.04.09
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