Copa América 2024コパ・アメリカ 2024

6月20日からアメリカで開催されている国際大会「コパ・アメリカ」。7月6日にシャーロットで行われた準々決勝「ウルグアイ vs ブラジル」は、スコアレスドローでPK戦に突入し、ウルグアイがベスト4最後の切符を手にした。

ウルグアイは18分にコーナーキックのこぼれ球をマヌエル・ウガルテが右足ボレーでペナルティエリアに戻すと、ダルウィン・ヌーニェスがヘディングで合わせたがエデル・ミリタンの頭に当たって枠外に逸れた。その後ロナール・アラウーホの負傷退場もあったウルグアイだが、35分には右からのアーリークロスにダルウィン・ヌーニェスが頭で合わせようとしたが、ボールは左肩に当たってわずかに浮いてしまった。

対するブラジルは35分、キーパーのロングパスをルーカス・パケターが頭で流すと、前線で拾ったハフィーニャがドリブルでペナルティエリアまで持ち込んでシュート。ボールはキーパーに左手で弾き返されたが、やっとチャンスらしい場面を作った。

後半、ウルグアイは53分にニコラス・デ・ラ・クルスのスルーパスからダルウィン・ヌーニェスがシュートに持ち込んだ。ところが71分、ホドリゴのドリブルを止めようとしたナイタン・ナンデスがスライディングをしたところ、右足がホドリゴの右足首をひねるように当ててしまう。主審は最初ナンデスにイエローカードを出したが、VARのオンフィールドレビューを経てカードの色を赤に変更。これでウルグアイは数的不利に陥った。

ブラジルは83分に17歳エンドリッキが相手陣内の中央で反転して左足を振り抜いたが、枠を捉えたボールはキーパーにキャッチされた。結局ブラジルはボール支配率こそ上回ったが、シュート数では相手より3少なく後半終了の笛を聞くことに。90分間でゴールが生まれなかったため、PK戦にもつれ込んだ。

PK戦。4人目以外の4人が決めたウルグアイに対し、ブラジルは1人目のエデル・ミリタンがキーパーにコースを読み切られると、3人目のドウグラス・ルイスはボールをポストに当ててしまい、2人の失敗が尾を引いて敗退となった。

ウルグアイがコパ・アメリカでブラジル相手に勝ったのは、1995年のウルグアイ大会・決勝で 1-1 (PK:5-3) とPK戦で競り勝ったとき以来、29年ぶり。ブラジルを下したウルグアイは、13年ぶりにコパ・アメリカでベスト4に名を連ねた。

コパ・アメリカ 2024　準々決勝　（2024/07/06）
ウルグアイ	0-0 PK 4-2	ブラジル
セルヒオ・ロチェ	GK	アリソン・ベッケル
ナイタン・ナンデス ロナール・アラウーホ （ホセ・マリア・ヒメーネス） マティアス・オリベーラ マティアス・ビニャ （セバスティアン・カセレス）	DF	ダニーロ エデル・ミリタン マルキーニョス ギリェルミ・アラーナ
マヌエル・ウガルテ フェデリコ・バルベルデ ニコラス・デ・ラ・クルス （ロドリーゴ・ベンタンクール）	MF	ブルーノ・ギマリャイス （エバニウソン） ジョアン・ゴメス （アンドレアス・ペレイラ ） ルーカス・パケター （ドウグラス・ルイス）
ファクンド・ペリストリ （ギジェルモ・バレーラ） ダルウィン・ヌーニェス （ジョルジアン・デ・アラスカエータ） マキシミリアーノ・アラウーホ	FW	ハフィーニャ （サビーニョ） エンドリッキ ホドリゴ （ガブリエウ・マルチネッリ）
	ゴール
フェデリコ・バルベルデ　○ ロドリーゴ・ベンタンクール　○ ジョルジアン・デ・アラスカエータ　○ ホセ・マリア・ヒメーネス　× マヌエル・ウガルテ　○	PK	×　エデル・ミリタン ○　アンドレアス・ペレイラ  ×　ドウグラス・ルイス ○　ガブリエウ・マルチネッリ ー
ニコラス・デ・ラ・クルス マヌエル・ウガルテ	イエロー カード	ルーカス・パケター ジョアン・ゴメス
ナイタン・ナンデス	レッド カード
マルセーロ・ビエルサ	監督	ドリバウ・ジュニオール
主審：　ダリオ・エレーラ　（アルゼンチン ） 会場：　バンク・オブ・アメリカ・スタジアム　（シャーロット ）