- FIFA World Cup 2014FIFAワールドカップ 2014 ブラジル大会
非紳士的行為に制裁 噛みついたスアーレスに9試合の出場停止処分
イタリア戦で相手選手の左肩に噛みついたウルグアイ代表FWルイス・スアーレスに9試合の出場停止処分が下る
▲ 9試合出場停止という重い処分が下されたウルグアイ代表FWルイス・スアーレス
26日に規律委員会を開いたFIFAが伝えたところによれば、先のイタリア戦でジョルジオ・キエッリーニの左肩をスアーレスが噛みついたことに厳重な処分を求める声が内外から噴出していた。ウルグアイの隣国アルゼンチンでは、スアーレスを野良犬に比喩して嘲笑する記事まで飛び交うほど注目を集めていた。
今回の裁定には CONMEBOL(南米サッカー連盟)のエウヘニオ・フィゲレード会長や、AFA(アルゼンチンサッカー協会)のフリオ・グロンドーナ会長らも出席して厳正に判断されたと伝えられている。
世界のほとんどの国ではこの判決を支持する見解が大勢を占めるが、ウルグアイだけは異なる。同国のホセ・ムヒーカ大統領は持論を交えて次のように反論した。
「今回の処分については到底理解できない。あれが9試合の出場停止処分に科されるならば、サッカーの試合中には厳罰に処せられるべき多くの“犯罪”がたくさんある。隣国のあいつはワールドカップの試合中に手を使ってゴールを決めたことがあったではないか。ルイスに科せられた今回の処罰は重すぎると確信しているし、抗議するつもりでいる」
ただしウルグアイの大統領が抗議をしたとしても、世界中の非難を覆せる可能性は低い。今大会でスアーレスの雄姿を拝める機会は消滅したと捉えるのが妥当なところか。
2014.06.25
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