- Copa Sudamericana 2016コパ・スダメリカーナ 2016
一度に多くの友人を失った傷心のジーコが年末にメモリアル・チャリティーマッチを開催か
元日本代表監督のジーコ氏が毎年リオ・デ・ジャネイロで開催している年末のチャリティーマッチについて
▲ 12月3日にアレーナ・コンダーで行われた追悼式でピッチに担ぎ込まれる犠牲者の棺
現役時代にフラメンゴやブラジル代表で活躍し、引退後は日本代表監督も務めたジーコ氏は、このたび発生した旅客機墜落事故で多くの友人・知人を失ったことを述べて、深く心を痛めていることを明かしている。
「あまりにも辛い墜落事故になってしまった。私はこれまでの人生で、一度に多くの友人を失ったことはなかったから。ギリェルミ・ラルスは私の子どもたちと一緒にサッカーをして遊んでくれたし、解説者のマリオ・セルジオとはセレソン(ブラジル代表)でチームメイトだった上に、彼は私がフラメンゴに入団したときにいた先輩でもある。カイオ・ジュニオール監督とも親交があったし、フィジオセラピスト(理学療法士)であるセジーニャとは鹿島アントラーズで一緒に仕事をした間柄。そしてテクニカルコーチのアンデルソン・パイシャンは、長い付き合いになる友人の息子で幼い頃から知っているから…」
「シャペコエンセの犠牲者とその家族や友人、そしてチームに付き添っていたジャーナリストも栄誉を受けるに値する人たちばかりだ。すでにスダメリカーナのタイトルを譲る意向を示しているアトレティコ・ナシオナルを初め、世界中の人々がシャペコエンセを救うために立ち上がっている。だから私は自分にできる限りのことをやりたいし、少しでも多くの人の悲しみを癒やすことのできるイベントを計画しているのだ。まずはシャペコエンセとアトレティコ・ナシオナルに提案して意見を聞きたいと考えている」
2016年のコパ・スダメリカーナは、今回の凄惨な事故を受けて決勝戦が没収となる可能性が高まっている。ジーコ氏が計画しているメモリアル・チャリティーマッチは、その代替試合として同氏主催の「シャペコエンセ vs アトレティコ・ナシオナル」をリオ・デ・ジャネイロで実施するプランもあるという。
今年の年末にジーコ氏が開催する予定のチャリティーマッチの日程は、12月28日。
2016.12.03
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