CONMEBOL Libertadores 2017コンメボル・リベルタドーレス 2017

2月22〜23日に各地で行われたコンメボル・リベルタドーレスのグループリーグ予備戦 3次ラウンド 2nd.Leg 。パラグアイの首都アスンシオンで行われた「オリンピア×ボタフォゴ」は、オリンピアが勝利。だがPK戦を制したボタフォゴにグループリーグ進出の権利が与えられた。

満員のスタンドに、開始前の打ち上げ花火。オリンピアの国際試合で毎度見られるおなじみのシチュエーションを舞台にして始まった一戦は、勝たなければならないオリンピアが立ち上がりからボール支配率を高めて攻撃を組み立てていく。対するボタフォゴは堅実な守備でそつなく対応。この試合でコメンテーターを務めた元ブラジル代表MFジュニーニョ・ペルナンブカーノ氏は「オリンピアは優位に試合を進めているものの、とても神経質になっている。ボタフォゴはうまく機能しているし、ボールを奪ったら左サイドを活用するといいと思う」と解説した。

後半、是が非でも先制したいオリンピアは52分に中盤を一枚削って元パラグアイ代表FWロケ・サンタクルスを投入し3トップに変更。対するボタフォゴはGKエウトン・レイチが負傷して交代を求めたため、パラグアイ人GKガティート・フェルナンデスを投入することになった。試合の流れはオリンピアに一層傾いた。

攻め続けたオリンピアの執念が実を結んだのは79分。ショートパスをつないで左サイドを崩してペナルティエリアまでボールを運ぶと、最後はブライアン・モンテネグロが左足でゴール左隅に流し込んだ。

90分を終えて2試合合計スコアは 1-1 。両者の命運はPK戦に委ねられることに。

3人全員が決めたボタフォゴに対し、オリンピアは4人中3人がコースを読みきられて試合終了。読みが冴え渡ったGKガティート・フェルナンデスは一目散にベンチへと駆け出すと、負傷で退いたGKエウトン・レイチやスタッフらと歓喜の抱擁を交わした。

PK戦の末に予備戦を突破したボタフォゴは、前年王者のアトレティコ・ナシオナル（コロンビア）や、エストゥディアンテス（アルゼンチン）などがいるグループ１に参戦することとなった。

コンメボル・リベルタドーレス 2017 グループリーグ予備戦 3次ラウンド 2nd.Leg　（2017/02/22）
オリンピア （パラグアイ）	1-0 PK 1-3	ボタフォゴ （ブラジル）
リブラード・アスコーナ	GK	エウトン・レイチ （ガティート・フェルナンデス）
ロディ・フェレイラ エルナン・ペジェラーノ ホセ・カニェーテ （ワルテル・ボガード） フェルナンド・ヒメーネス	DF	マルセーロ ジョエル・カルリ エメルソン・シウバ ビクトル・ルイス
クリスティアン・リベーロス （ホルヘ・メンドーサ） リチャール・オルティス アレクシス・フェルナンデス （ロケ・サンタクルス） フリアン・ベニーテス	MF	アイルトン （ギリェルミ） ブルーノ・シウバ マテウス・フェルナンデス （ジウソン） ジョアン・パウロ カミーロ
パブロ・モウチェ ブライアン・モンテネグロ	FW	ホドリーゴ・ピンポン
ブライアン・モンテネグロ　79	ゴール
リチャール・オルティス　× ホルヘ・メンドーサ　× ロディ・フェレイラ　○ フリアン・ベニーテス　×	PK	○　カミーロ ○　ホドリーゴ・ピンポン ○　ビクトル・ルイス -
アレクシス・フェルナンデス	イエロー カード	マルセーロ ジョエル・カルリ ブルーノ・シウバ
パブロ・レペット	監督	ジャイル・ベントゥーラ
主審：　フリオ・バスクニャン　（チリ） 会場：　エスタディオ・デフェンソーレス・デル・チャコ　（アスンシオン）