
- Campeonato Paulistaカンピオナート・パウリスタ

クエバがサンパウロを退団希望? 物議を醸した投稿の主はマネージャーと代理人が釈明
ペルー代表MFクリスティアン・クエバの Instagram に投稿された不穏な投稿内容の真相

▲ Instagram に投稿された内容が物議を醸したペルー代表MFクリスティアン・クエバ
事の発端は、24日に行われたカンピオナート・パウリスタの「ミラソーウ vs サンパウロ」戦を前に、クエバの Instagram に「私はサンパウロのために日々尽力している。準備もしっかりできているが、ミラソーウ戦ではベンチスタートになると告げられたから、自分が必要とされていないんじゃないかと思ったし、それなら他のクラブへの移籍も検討しなければならないかも」という主旨の投稿がアップされた。なお、この投稿は数時間後に削除されている。
あたかもサンパウロへの不満と移籍志願を主張する投稿に、世間は反応。クエバとサンパウロの不和を疑い出す報道まで飛び出した。
実は、クエバは直近2ヵ月で二度も問題視されかねない行動を取っていた。一度目は、ペルー代表がワールドカップ出場を決めた昨年11月。ニュージーランドとのプレイオフを終えた数日後にブラジレイロンのボタフォゴ戦が控えていたが、このときクエバはボタフォゴ戦に向けての準備を怠った。二度目は今年に入ってすぐで、プレシーズンマッチがあるのを知りながら始動日より6日遅れてサンパウロに到着した。以上の事象において、サンパウロは都度クエバに罰金を科している。
こうした経緯から、サンパウロに対してストレスを溜めているクエバが去るのではないかと囁かれるに至ったのであった。だが、実際のところは全く異なる。
まず、クエバの Instagram アカウントに投稿された内容は、コミュニティマネージャーによる書き込みであったことが判明。クエバが口頭で伝えた話を、当事者が正確に理解しないまま曲解した内容を投稿したという。クエバのエージェントを務めるフェルナンド・ラダ氏が、真相を説明した。
「元々チームは、ミラソーウ戦でクエバを使わない方針をとっていた。理由は、週末に予定されているクラシコ・マジェストーゾ(コリンチャンスとのクラシコ)に万全の状態で出てもらうためで、クエバ自身もそれを理解していた。スポーツディレクターのライー氏にも確認をとると、同様の説明だった。ゆえに Instagram に投稿されたメッセージは、マネージャーがクエバの話をよく理解しないで代理投稿してしまったのは明白であり、報道されているような確執はないことを断言しておきたい」
「サウジアラビアのアル・ヒラルから届いたオファーについては断っているし、クエバが今さらガレカ監督の目が届きにくい国に移籍することはありえない。ワールドカップが迫っている今、彼はサンパウロで頑張ると言っているし、誤解を与えた件についてはお詫びしたいとも話している」
クエバ自身がボカを憧れのチームに挙げたことから、ボカへの移籍も噂されているが、ラダ氏は「具体的なオファーは今のところ来ていない」と説明。クエバとサンパウロの間に問題はないとして、クエバは現在コンディションも良く、コリンチャンス戦に向けて順調に調整中であると説明した。
2018.01.24
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