- Campeonato Paulistaカンピオナート・パウリスタ
画期的な改革 ルガーノ氏が閉鎖的だったトレーニング施設にサポーターを招待
サンパウロの役員であるディエゴ・ルガーノ氏が破ったタブー
▲ 元ウルグアイ代表DFで現在はサンパウロで役員を務めているディエゴ・ルガーノ氏
選手としてサンパウロを退団した際に「サンパウロは私の人生そのもの」と明言したルガーノ氏は、サンパウロを最後に現役を引退。引退後はサンパウロの役員に就いて、お世話になったクラブチームのために働いている。そのルガーノが破ったタブーとは、これまで関係者以外の立入禁止が徹底されていたバハ・フンダのトレーニング施設にサポーターを招待したことだ。
パウメイラスとのクラシコを翌日に控えた7日、サンパウロはバハ・フンダのトレーニング施設に約700人のサポーターを招待し、内部を案内して回った。サポーター招待の発案者であるルガーノ氏は、タブーを破った経緯と理由について次のように説明した。
「バハ・フンダの施設はこれまで閉ざされた空間だった。だが、困難な時期に直面している現在のチーム状況を鑑みた上で、それでも我々を応援してくれるサポーターからの要望もあって施設を見学してもらうことがプラスと考えた。今回の決定は、選手とサポーターの双方にメリットがあり、相乗効果としても十分。これが良いきっかけになればとも思うし、チームを身近に感じてくれればサポーターのクラブ愛もより深まるだろう。目的はチームが良い結果を出すことだよ」
残念ながら翌日の試合でサンパウロはパウメイラスに敗れたが、「タブーは破られるために作られている」と主張するルガーノ氏は、今後もチームのためになるなら積極的にタブーを破っていくつもりだと示した。
◆ ディエゴ・ルガーノ
本名:ディエゴ・アルフレード・ルガーノ・モレーノ
1980年11月2日生まれ(37歳)
出身:ウルグアイ(カネロネス)
身長:188cm
ポジション:センターバック
1999年に母国の名門ナシオナル・モンテビデオでデビューしたが、2003年から3年半在籍したサンパウロで大きく飛躍。2005年には日本で行われたFIFA世界クラブ選手権で、優勝の立役者の一人としてチームに貢献した。2006年からの5年間はフェネルバフチェ(トルコ)でも活躍したが、2011年にパリ・サンジェルマン(フランス)に移籍して以降は出場機会に恵まれない境遇が続いた。2014年のワールドカップを最後にウルグアイ代表を引退。
2018.03.08
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