CONMEBOL Libertadores 2019コンメボル・リベルタドーレス 2019

8月20〜22日に各地で行われたコンメボル・リベルタドーレスの準々決勝 1st.Leg。アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで行われた「リーベル・プレート×セロ・ポルテーニョ」は、リーベルが先勝した。

試合は、2分にペナルティエリアでニコラス・デ・ラ・クルスがボールを蹴った際に上げた左足のすねに、ホアキン・ラリベイのスパイクの裏が衝突。VARシステムによる映像確認をしたペルー人主審は、ラリベイが意図的にスパイクの裏でデ・ラ・クルスのすねを削りにいったとして、リーベルにPKを与えた。このジャッジに対してセロ・ポルテーニョのイレブンは抗議したが、判定は覆らず。イグナシオ・フェルナンデスがPKを決めて、リーベルが先制した。

リーベルは10分に、コロンビア代表FWラファエル・サントス・ボレーのスルーパスで最終ラインの裏へ抜け出したアルゼンチン代表FWマティアス・スアーレスがキーパーと1対1になったが、ドリブルでキーパーを振り切ろうと右へ流れながら打ったシュートは、振り切られずに追いかけたキーパーが身を挺して阻んだ。前半だけでリーベルが放ったシュート数は2桁に達したが、前半は流れの中からゴールを奪えなかった。対するセロ・ポルテーニョの決定機は数える程度だった。

後半、リーベルは53分にマティアス・スアーレスが右サイドをドリブルで崩してペナルティエリアに入りクロスを上げると、中盤から駆け上がってきたイグナシオ・フェルナンデスが左足ボレーでゴールに叩き込んだ。だが、右サイドを崩した際にマティアス・スアーレスがバウンドするボールを左手に当ててコントロールしていた事実がVARチェックによって判明したため、このゴールは取り消された。

それでもリーベルは61分にスルーパスで最終ラインの裏へ抜け出したエセキエル・パラシオスが、キーパーと交錯して転倒。このファウルで得たPKを、ラファエル・サントス・ボレーが決めて 2-0 とした。

相手にアウェイゴールを取らせずに先勝したことで、リーベルが準決勝に近づいたか。2nd.Leg は8月29日に、パラグアイの首都アスンシオンで行われる。

コンメボル・リベルタドーレス 2019 準々決勝 1st.Leg　（2019/08/22）
リーベル・プレート （アルゼンチン）	2-0	セロ・ポルテーニョ （パラグアイ）
フランコ・アルマーニ	GK	ファン・カルリーソ
ゴンサーロ・モンティエル ロベール・ロハス ルーカス・マルティネス・クアルタ ミルトン・カッコ	DF	アルベルト・エスピノラ ファン・パティーニョ フェルナンド・アモレビエータ （ファン・サイス） サンティアゴ・アリスメンディア
エンソ・ペレス エセキエル・パラシオス イグナシオ・フェルナンデス （ルーカス・プラット） ニコラス・デ・ラ・クルス	MF	マティアス・ビヤサンティ ファン・アギーラル フェデリコ・カルリーソ オスカル・ルイス （ルイス・ファリーニャ）
ラファエル・サントス・ボレー （ホルヘ・カラカル） マティアス・スアーレス （イグナシオ・スコッコ）	FW	ネルソン・アエド・バルデス ホアキン・ラリベイ
（PK）　イグナシオ・フェルナンデス　07 （PK）　ラファエル・サントス・ボレー　64	ゴール
エンソ・ペレス ニコラス・デ・ラ・クルス エセキエル・パラシオス ゴンサーロ・モンティエル	イエロー カード	ホアキン・ラリベイ フェルナンド・アモレビエータ フェデリコ・カルリーソ ファン・パティーニョ ネルソン・アエド・バルデス
マルセーロ・ガジャルド	監督	ミゲル・アンヘル・ルッソ
主審：　ビクトル・ウーゴ・カリージョ　（ペルー） 会場：　エル・モヌメンタル　（ブエノスアイレス）